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内容説明
★昨今、消費行動が「モノ」から「コト」志向に変化し、企業はモノを売ることからサービスという新たな価値の提供をするようになっている。感情・情動を分析することで人間の多様性に対応し、感情から行動を促すようなサービスの開発が進み、これらは心理学・脳科学との融合領域となっている。2017年、ノーベル経済学賞受賞したリチャード・セイラー教授が、心理学を経済学に反映させたことからも、「行動経済学」は大きな流れとなっている。
本書では、このような背景をふまえ、マーケティングの分野で心理学や脳科学と融合した手法が変化しながら活用されていることを解説。行動経済学での概念である「ナッジnudge(肘で軽くつつく)」して顧客に「ノッドnod(うなずく)」してもらうためには、顧客心理を知り、心理学で提唱されている理論を理解することが重要であると説いていく。
★ADEXの手がけた広告実例から10例を掲載。世田谷自然食品、パナソニック、日経電子版など認知度が高く成功した広告事例を取り上げ、どのようにして成功したのかをクリエーター自らがその手法を公開する。
★ビックデータやAIが企業の売上向上に大きく影響を与えるなかで、データ解析をもとにしたマーケティング(データドリブンマーケティング)の意思決定が重要である。広告によるコミュニケーションも変化し、広告効果検証によって顧客行動を可視化することが求められている。
本書ではデータドリブンマーケティングのプロセスや広告効果検証の分析視点について独自のデータ分析に基づき解説している。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Riko
1
図書館で借りた2019/06/29
G.KIM
0
マーケティング担当者として長年マーケティングに携わってきたが、業務内容としてはリサーチの結果の解釈と、それに基づいた施策の提案を行ってきた。そんな中、最も重視していたのは分析スキルとか論理的思考だったが、この本を読んで心理学の重要性が特に広告においては高いということが感じられた。 ちなみに最後のデータドリブンマーケティングやカスタマージャーニーの問題等は内容がとても希薄。むしろ心理学理論とマーケティング施策の関係だけを理論編と実践編で分けて徹底してくれたほうが本のコンセプトや満足度を考えるとよかった。2019/11/24