天璋院と和宮

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天璋院と和宮

  • 著者名:植松三十里
  • 価格 ¥569(本体¥518)
  • PHP研究所(2018/11発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569669816

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内容説明

幕末という時代に徳川将軍家の妻となった二人の女性の、波瀾万丈の人生を描いたものである。激動する時代のなか、徳川幕府は大きく揺れ動いていた。そんな時、第十三代将軍・家定の正室として、薩摩藩主・島津斉彬の養女・天璋院が大奥に入る。そして数年後に将軍が逝去すると、第十四代将軍・家茂の妻として孝明天皇の妹・和宮が京都からやってくる。はからずも姑と嫁の関係になった二人は、始めは、まったく違った環境と仕来りの中で育ったこと、周りに多くの女性が仕えており直接の会話が難しい状況から、なかなか心の交流をもてなかったが、それも時とともに解消していく。やがて二人は、時代が江戸幕府の滅亡、戊辰戦争の開始と急展開する中、互いに力を合わせ、江戸無血開城、徳川宗家の存続という歴史に残る事績を成し遂げていくことになる。「大奥」という舞台から幕末の激動を描いた本書は、歴史を見る新しい視点を読者に提供してくれることだろう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のびすけ

25
天璋院と和宮、それぞれの視点の幕末と大奥。なかなか相容れなかった二人が、お互いに手を尽くして江戸城無血開城を成し遂げる。その中で、勝海舟の働きが興味深かった。2024/07/09

及川まゆみ

6
二人が生きたのが激動の時期なので、事象の羅列のような印象を受ける箇所もいくつかあるが、逆に客観的に歴史の流れを頭に入れることが出来る。大奥で天璋院と和宮が、次第に絆を深めていった様子が描かれ、リアルで面白かった。植松さんらしさが出ているのは最後の章かなと思う。また和宮の成長が見えたのがよかった。2021/04/25

すきま風

5
ヒストリアで天璋院と和宮の話を見て、また久々にこのへんの歴史物を読みたくなって図書館へ。予想していたよりも和宮の話が多かったのが嬉しい。これまで読んできたいくつかの話では、天璋院がどちらかというと目立って活躍しているものが多かったけど、この本だと自立してたくましくなっている和宮の姿が見られる。家茂との仲睦まじい様子から、家茂の死、そして江戸城無血開城へ…やっぱり面白い。これはあっさり読める感じの本だったので、和宮メインの本をもっと読みたい。2017/08/03

海辻

4
天璋院と家茂も不仲だったという設定は斬新でした。違和感はありましたけどね。2009/08/15

みーちゃん

3
女性の幕末モノですね。 宮尾『篤姫』本に比べると、ライトな現代的な感じ。 人物関係とかを把握するには、分かりやすいと思います。  2010/04/03

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