内容説明
（株）ＭＳＩに復職するため、ニューヨークに戻ったケイティ。ところが久しぶりの出勤の朝、地下鉄内でいきなり魔法を使った犯罪の現場に出くわす。どうやらライバル会社スペルワークスの仕業らしい。魔法の悪用を企む輩を阻止すべく立ちあがった、伝説の大魔法使いマーリン率いる（株）ＭＳＩ。切り札はマーケティング部長に昇進したケイティのカスタマーカンファレンス。愛するオーウェンの協力も得て、計画は順調に進むかに見えた。だがカンファレンスのさなか、敵の陰謀がオーウェンを襲う。そしてついにオーウェンの出生の秘密が明らかに……。大人気のロマンチックファンタジー第5弾！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
88
ハリーポッター感ただよう第5巻。マーリンの姿にダンブルドア校長がダブる。グロリアはマクゴナガル先生みたいだし。オーウェンの出生の秘密や黒幕の正体は想像通りだったけど、ラストは衝撃。まさかそんな！すごく面白くて5巻まで一気読みだった。第２シーズンも手に入れなくては。2018/07/27
吉田あや
72
長きに亘る陰謀の真の首謀者とその目的や、オーウェンの出生の秘密を追う過程に仕組まれる巧妙な罠、罠、罠にハラハラの第五弾。恋は相変わらず友人と呼んでも差し支えない程の清々しさだけれど、心と心の結びつきと信頼がぐっと深まっていく静かな葛藤と祈りがとても素敵で、改めてオーウェン・ケイティが大好きになる。血の繋がった親子、繋がらない親子、それぞれに深く根付く愛にも涙腺がゆるゆるゆるゆる。次巻からはいよいよ未読の2ndシーズン。オーウェンの魔力の行方も楽しみ。2018/10/13
しゅわ
67
【図書館】シリーズ第５弾。物語もケイティも、久々にニューヨークへ帰ってきました。街が大変なことになっていて…よくこんな事態を放り出してテキサスに行ったねオーエン…と突っ込んじゃいました。愛する彼の危機に、いつも以上に大活躍のケイティです。あまりに怒涛の展開に息つく暇もなく読了。正直、途中で残りのページ数をみながら「どうやって収拾つけるの～」と心配になっちゃいました。黒幕の正体やラストはちょっとあっけない感じもありましたが…ファンのモヤモヤや謎を解決して、一応は大団円。いろんな人達のいろんな「想い」にホロリ2012/09/10
nonたん
65
今までになくスピーディかつエキサイティングな展開！面白くて一気読みですわ！ケイティ人使い荒い！じゃなくて、上手い！適材適所で素晴らしい。人事部長やれるなぁ。ロッドごめんね。ほとんどケイティが対処したようなもんだけど、バトルも読み応えある。オーウェンの最後の決断も捨て身で格好良かった。その結末がこうなるとは……。この先も続けてくれそうなんですね。良かったよ、読みたいもんなぁ。2011/10/25
misa*
64
前作の田舎町からようやくまたニューヨークの街並みの喧騒やMSIのみんなに会えて楽しかった！そして何よりもオーウェンの過去が明らかになり、魔法界の黒幕もとうとう判明して、さらに最後にはビックリする出来事があって、ハラハラドキドキが一番強かったシリーズ中の作品だったと思う。好き過ぎて最終巻まで購入したので、またそのうち次作を楽しみたいな！2020/11/20
