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内容説明
「愛しています、ぼくの恋人になってください」ファウストとエリザの出会い、闘病の末に掴んだ束の間の幸福、そして降りかかる悲劇。死とは？ 生とは？ この問いに抗い続けたファウスト８世の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろう
5
シャーマンキング公式ノベライズ。死が二人を分かつとも永久の愛を誓う。主人公はファウスト。ファウストとエリザの出会い、二人で乗り越えた闘病生活、束の間の幸福。シャーマンファイトの前日譚。実際に目の当たりにすると、ファウストの長年の悲願が達成されたあの瞬間が本当に尊い。これは自分が読みたかったファウストの外伝だ。作者様には感謝しかない。これを読んでファウストがもっと好きになった。改めてあの雨の日の試合を読み返したい。2018/12/14
ふじさん
2
漫画「シャーマンキング」より、本編登場以前のファウストⅧ世とその持霊・エリザの物語を描いたノベライズ。まず何よりも、紙幅の大半をシャーマンファイトと無関係な二人の恋路と悲劇、ファウストが狂気へと囚われる過程に割いている点が少年漫画の小説化として異質。個人的にもファウストⅧ世というキャラには特別な愛着が有る為、どうせなら更により深く情念を込めて書いてくれても良いくらいだったが、丁寧な取材に基づき一人の「生きた人間」を再構成する試みは素直に好みだった。ミステリ的な趣向で描き出される生と死と愛を巡る問答も良い。2020/11/17
ねこまる。
2
シャーマンキングのノベライズです。 ファウストⅧ世が主人公です。 ファウストとエリザの出会いから別れ、そして再会、ファウストがシャーマンファイトに至るまでを描いています。 原作者である武井先生が書いているわけではないのですが、私は違和感なく読むことができました。 ファウストの苦悩と常軌を逸しているとすら思えるエリザへの愛が巧みな文章で書かれていると感じました。 一部残酷な描写があるので、苦手な方は注意した方がいいかもしれません。挿絵などで描写されてるわけではないですが、それなりに生々しいと感じたので。2018/12/11
kokekko
2
漫画のノベライズ以上でも以下でもないけれど、この漫画のこの登場人物が大好きだった学生の頃の自分に「ちょっとだけ長生きすると本当に彼の過去篇が読めるようになるよ」と教えてやりたい。いろいろモチベーションになるだろう。80年代云々とあとがきにあるわりにリサーチは等閑な感じだが、原作遵守というスタンスはとてもいいと思う。2018/11/17
椎名
1
ファウストの過去編、公式ノベライズ。久しぶりにシャーマンキングの世界に触れられて良かった。2020/05/09
