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内容説明
太平洋戦争末期、日本では女学生たちを動員し、ある兵器の製造が秘密裏に進められていた。
「ほくと号」と名付けられたぼくは、アメリカ本土を攻撃するための「秘密兵器」だった!!!
子ども・親・祖父母、三世代で読める事実をもとに描かれた物語。
戦争末期、有楽町の日劇の中で風船爆弾を作っているという噂を耳にしたことがあります。本書を読んで、全国各地で作られていたこと、そして高橋さんの体験を踏まえているだけに、材料や作り方や装置の描写が実に具体的で、この計画が真剣だったことを知りました。
戦争体験がどんどん風化していく中で、書き残しておきたいという高橋さんの強い一念が伝わってくる一書でした。―――津村節子(作家)
目次
第1章 風船爆弾への変身
第2章 気球を貼る少女たち
第3章 大空への旅立ち
第4章 太平洋横断 八千キロの飛行
第5章 苦労をともにして深まる友情
第6章 ついにアメリカ上空へ
第7章 オレゴンの悲劇
第8章 ぼくの使命
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
16
既に正気ではない。戦争末期、和紙をこんにゃく糊で貼り合わせた風船爆弾で米本土を攻撃しようとした日本陸軍。そのうちの一球が偏西風に乗り、奇跡的にオレゴン州にたどり着き、森林の木に引っかかる。ピクニック中の子供たちがそれに触れてしまい、六名が爆死。米大陸唯一の戦死者となる。戦時中でありながら、そんな空気とは無縁だった人々が、敵の仕掛けの名残により命を落とす。日本では、戦禍に苦しみ抜き命を落とす。人間として一番愚かな行為は戦争だと断言できる。2020/01/29
A.T
2
★★★☆☆ 実話とは知らなかった。朝ドラのあんぱんで、戦争の影響が深刻してきた段階で読んだから、戦時中生活の残酷さ、滑稽さをより強く感じた。風船爆弾が8,000kmも離れた米国に届いたとしても、かすり傷みたいなものだという東京君の発言。当時の人は本当にこんなものがと疑いもせずに作っていたのか?疑っていても口には出せなかったんだろな。国はばかげた攻撃を考えたな。幼子含む7人が犠牲になった場面は衝撃的だった。命の重さに差はないはずなのに、あの場面と死傷者500人という記事に喜んでいた場面の差はなんだ?2025/06/14




