内容説明
いよいよアジアの「冷戦」は終結する!
現在の国際情勢の基調は、北朝鮮の独裁政権、そして、中国共産党一党独裁体制の崩壊が刻一刻と迫っていることだ。
かつてソ連の崩壊により東西冷戦が終焉したが、東アジアに残っていた“二つの独裁政権”の崩壊により、
アジアの冷戦も終焉するということである。
つまり、自由主義・民主主義・経済のグローバリズムが、
明確に完全に世界の基調となる時代が到来したということである。
本書は、国際情勢の底流を正確に分析しながら、
アメリカ、EU、ロシア、中国、新興国の政治・経済の行方を大胆に予測している。
もちろん、これからの日本の政治・経済の課題についても詳述している。
本書を読めば、2016年の世界がどうなるのか、手に取るようによく分かる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ラッキー55
11
読了。あまり、この類いの本は読まないが、とても興味深い内容である。出版が、今年9月なので、情報がとても新しく、最近の新聞でも話題になっているような内容である。はじめは、明治以降の世界史を作者の専門の経済的な視点で述べているだけかと思ったが、ISやオスプレイ、来年の米国の大統領選等、日韓の関係の変化等も考察されている。著者の考えが、私の考えのように誤解されやすいので、具体的な内容はあえて触れない事にする。興味のある方は是非とも、読んでいたただきたいと思う。2015/12/04
T坊主
10
1)韓国の項目は以前の書と重複。2)アメリカは”戦争が終わればお互いに対等で同一の政治体制を持つ国として取り扱う”と書いてあるが、本当にそう考えているのだろうか?疑問。世界で一番恐れているのは日本ではないのか。だから巧妙に日本を植民地化しているのでは?3)正規軍はゲリラには勝てない、それには警察官。4)オスプレイは中国が万一の時に核を確保する為と。5)日本の消費者の気持ちはデフレマインド、その通りです。金持ちの黒田さん全然分かってないね。クロダノミクスは失敗すると。6)農地改革ができない国は発展できない。2016/02/26
ぷれば
9
2015年―さまざまな紛争やテロ、自然災害など、欧州・中東・東アジア方面が何やら騒がしかった。さて明けて2016年。いきなり株式市場の混乱、為替の変動、水爆実験、難民の騒乱などなど、恐ろしくなるほどの目まぐるしさが続く。更にサミット、参院選、米国台湾選挙などが控え、メディア報道だけでは実際よくわからないことが多すぎる。容易ならぬ幕開けとなった今こそ、中露米欧などの現状など知りたく読了。2016/01/18
読書実践家
8
見方が斬新で非常に面白い。再読に値する本。北朝鮮が崩壊した時に、難民の食料を供給できるのは日本しかいない。そして、韓国はそのことを分かっているし、歴史認識と政治・外交問題は別だという認識を示している。情報を収集し、正確に判断し、予測する。世界情勢がクリアに見えてくる。2016/02/20
BluePlanet
7
★4.2 2015年9月11日発行。今の国際情勢を知るには素晴らしい本。石油価格の下落によりロシア経済は破綻寸前まで追い詰められているとか、AIIBはいずれ潰れるであるとか、朴槿恵の韓国と習近平の中国については、目から鱗、なるほどと思われることが山ほど。また経済面でも中国の自動車市場は既に供給過剰に陥っていたとは。世界一の2千万台も売れる市場であるが、製造能力は5千万台。日本における集団的安全保障についてもなるほどと。さらには北朝鮮、いつ崩壊してもおかしくないとは。その時韓国はどうなるのか・・・。2015/11/03
-
- 電子書籍
- INOZ -55歳から歩いて作る日本地…
-
- 電子書籍
- 海外のエロ動画サイトで俺だけ無修正ダン…
-
- 電子書籍
- サターンリターン【単話】(73) ビッ…
-
- 電子書籍
- 蒼穹のアリアドネ(9) 少年サンデーコ…