内容説明
自ら実践する「シンプルな生き方」を発信し、フランスをはじめ各国で著書が累計250万部を超えるベストセラーに。本書で綴られているのは、より良い運命の軌道に乗る秘訣です。そのヒントが過去のシンプルな生き方。「ネット社会のなかで自分を耕す時間の使い方」「今も愛されるクオリティの高いものと人とのやさしい関係」「楽しく暮らすことを目標にする不幸に気づく」などなど、今を幸福で満たすための1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
118
※待つことを知る、これこそが日々平穏に暮らすための鍵となるのです。※私にとって読書は「長生きの秘訣」でもあります。※選択肢が多いほど不安も多くなる。※「自分が選んだものはよいもの。ほかにももっと優れたものはあるかもしれないけれど、私が選んだもので私は充分」と自分に言い聞かせることですー図書館で目について借りたら再読本でした。やっぱり響きます。手もとに置いておくことにしよう。2023/07/19
シナモン
27
図書館本。例えば休日の過ごし方一つとってみても、自分はこうしたいと思っていたのにテレビ、ネットでいろんな情報を得るうちに結局どう過ごせばいいのか…と悩む事がある。自分で選んだもので充分と思えた時、いろんな煩悩が削ぎ落とされて本当に自分のやりたいことが見えてくるのかなと感じました。「吾唯足るを知る」に通じるものがありました。2019/01/12
りらこ
23
便利さと快適さを追求することが幸せだと錯覚していた自分が恥ずかしくなるかも。とはいえ自分ではさまざまなものの多様性を好む傾向があるので、そこは仕方ないか。やりたい事を減らしてみようという言葉にはガツンときた。減らさないからもがもがしていたけと、減らせば良いのかもなー減らせるかな。どうかな。2019/01/27
tetsubun1000mg
21
作者はフランス人ですが、日本に留学し仏教・禅の教えを受けているらしいです。 シンプルな暮らし方について沢山の著作がありました。 ところどころに日本の生活、住宅、昔の暮らし方などについても語る章が出てきます。 昔の質素な暮らし方を思い起こして、現代に生かしてはと考えさせられました。 スマホを手放せなくなっている現代人に、スピードや便利さに意味があるのかどうかと、一度立ち止まって考えたい。 スマホやSNSから離れてみることも選択肢になるのでは、と思ってしまいました。2019/01/17
テツ
18
まずは自分だけのために時間も心もしっかりと割くこと。他人が創り上げた価値基準の中で右往左往しているうちは決して安らぎも幸福も手に入ることはない。自分にとって本当に必要なヒトやモノを大切にしながら一日一日を丁寧に丹念に積み重ね味わい尽くす生き方。過去や未来に縛られず今この瞬間に全てを込めて集中しシンプルに生きる姿勢からは禅の香りが漂う気がします。そう。何事にも決して執着するな。2020/11/16