世界の果ての魔女学校

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世界の果ての魔女学校

  • 著者名:石崎洋司【作】/平澤朋子【絵】
  • 価格 ¥1,265(本体¥1,150)
  • 講談社(2018/11発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062163538

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内容説明

なにもかもうまくいかず、家出したアン。恋人の過去の姿がありありと目に浮かび、苦しむ少女、ジゼル。古書店で夏のアルバイトをしながら、「彼」を待つアリーシア。村のつまはじき者で、復讐のときをうかがうシボーン。世界の果てにある魔女学校は、どこにでもいそうな、そんな少女たちを狙っている。人間を呪う、りっぱな魔女にするために――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

はるき

14
日本の作家がこういう話を書いてくれると嬉しくなる。魔女物ってまだまだ需要があると思うんだが、無理やり現代版にしたりするから違和感があるんだよな。ハリー・ポッターじゃないけれど、凝った世界に入り込んでいくのが物語だ。けっこう登場人物がねちっこいのが笑える。2015/10/17

yupi

10
子どもの友だちから借りた本。前に「黒魔女さんが通る」シリーズも読んだ事があったので、軽く読めるかな〜と思っていたけれど、全然違ってびっくり。帯からは想像できないダークでずっしりと重い物語だった。2013/04/07

鳩羽

7
本文の中に魔法物語と歴史説話の説明が出てくるが、歴史説話の魔女像を土台に、現代の少女にも通じる感情で描いた魔女(見習い)の連作集。孤高や悪意、後悔や復讐が描かれているのに、重苦しさばかりではないのは、主人公の少女達が自分の意志で動いているからだろうか。魔女になることが正しい選択肢ではなかったにしろ、ただ流されただけではないという意地みたいなものをどこかに持っている。そしてそれが、魔女学校に入れる資格でもある。レトロな装丁ながらも、魔女が主体をしっかりと持っているところなんか、中身は現代的に思えた。2012/05/14

頼ちゃん

6
途中まで外国の方が書いた話だと思って読んでました。児童書にしては暗いが面白かった。中でも古書店のアリーシアの話がいい。2016/04/16

6
いかにもなタイトルと表紙がドストライク。児童書にしてはずいぶんとダークで、ちょっと難しめかも?いかにも魔女らしい復讐を果たした「アリーシアの物語」、嘘と真実の境目が分からなくなるような「アンの物語」のダークっぷりが好き。2016/03/26

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