内容説明
「ひふみん」こと加藤一二三九段とのデビュー戦から、新記録となる破竹の29連勝。
棋界のトップ、佐藤天彦名人、羽生善治竜王を連破して
全棋士参加の「朝日杯将棋オープン戦」で優勝。
わずか1年余りで四段から七段へ異例の三段階昇段……。
史上最年少でプロ棋士となった藤井聡太の活躍は、私たちの想像のはるか上を行く。
幼い日から彼を育んだ師匠・杉本昌隆、迎え撃つ王者・羽生善治、渡辺明、
斎藤慎太郎、永瀬拓矢、三枚堂達也をはじめとする
精鋭揃いのライバルたちの証言が明らかにする天才の素顔。
文庫化にあたり、原稿用紙100枚、60ページの書き下ろし新章を収録!
【目次】
第一章 師匠・杉本昌隆との九年間 文●中村徹
完全保存版 不滅の二九連勝を辿る 文●松本博文
第二章 【連続インタビュー】若手棋士たちの矜持 文●松本博文
第三章 迎え撃つ王者
羽生善治「すごい人が現れた」
渡辺明「底の見えないものに一般論は通じない」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
68
藤井世代と羽生世代に挟まれた、若い棋士たちにスポットを当てているのが興味深かった。読み応えのある内容で、将棋のことがことさらわからなくても棋士のすごさは伝わってくるので、おすすめできる本。2018/11/18
Sakura
13
将棋は全然わからないのですが、藤井総太二冠の快進撃は一応知っていて、こんな本も出てると知って図書館で借りてみました。内容的にはやっぱり将棋をわかってないとちょっと難しかったです。いつも謙虚で、プロ入りした中学生の頃から年齢に似合わぬ落ち着きのある藤井さんのことがもう少しわかるかと読んでみましたが、やはり常人の枠を超えているようで、捉えどころがなかったです(笑)。師匠の杉本八段も穏やかな方のようで、その影響もあるのかな。20代の若手棋士達のインタビューも頼もしくてよかったです。2020/09/02
miwapicco
9
どんな分野でも、抜きん出ている人のお話は面白いし学びが多い、、? 最後少し残してちびっこに進呈。 また読ませてもらおう☆2018/12/15
スプリント
8
今のところご両親も過度に表にでてこないし、本当に育て方がよかったのですね。師匠の杉本七段も今季の順位戦は絶好調ですし、二人そろって昇級の快挙をみたいです。2018/12/30
mizuiro
6
これ!これ!これやん!もう!と見つけたとき無音で叫びました ああ楽しい ああ読みたい知りたい2020/10/09