内容説明
その制裁は何よりも甘く、どこまでも冷酷で――ロマンス史に燦然と輝く不朽の名作を、新装版で復刊!
大企業を統括するロバート・キャノンは財界随一の切れ者と評判の男。そんな彼をある日思いがけない事態が襲った。傘下の企業から国家機密のプログラムが流出したのだ。FBIには任せておけず、ロバートはみずから捜査に乗りだすことに。容疑者のひとりは湖畔でマリーナを営むエヴィー。入手した不鮮明な写真を見る限りひどく野暮ったくて田舎くさい女だ。だがさっそく客を装って湖畔に近づいた彼の前に現れたのは、服こそ写真どおり冴えないものの、美しく魅惑的な女だった。ロバートは疼く欲望とともにある計画を思いつき……。
*本書は、MIRA文庫から既に配信されている作品の新装版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
21
読友さんから、ダンカンの花嫁のヒロインの兄がヒーローの作品があると教えていただき購入。面白かった。そして、ダンカンの花嫁同様、ムカついた(笑) 高慢チキなヒーローの鼻をヒロインがいつへし折ってくれるのかと、期待しながら読んでた。ヒロインは辛い過去を乗り越えて懸命に生きているのに、ホント、ヒーローにはムカついたわ。でも面白かった(☆∀☆)2021/01/25
romance_holic
3
再読。カミソリのような頭脳、社会的ステイタス、富もあり、うぬぼれる理由のある男ロバート。エヴィのことはスパイだと思っているので、容赦がありません。経験豊富な男性が、自分の都合を優先して、グイグイと迫り、うぶな女性との関係を優位に進めるのですが、しっぺ返しをくらうのが痛快。エヴィ負けるな! 天誅を下しているエヴィも苦しんでいて、そこは読んでいて胸が痛かったですが、経済的に苦労しくても自立している点は、好感度高かったです。何度も再販されるのがわかる面白さ。2018/11/04
mum0031
2
再読2018/11/29