内容説明
日清戦争での敗北以来、中国は強国としての再建を悲願としてきた。中国人が抱いた国家構想の傍には常に日本の存在があり、両国の相互作用の変遷を理解せずに、我々は今日における歴史問題や領土問題の意味を掴むことはできない。本書では、近年、変貌を遂げつつある中国の近代史観を分析しながら、中国を突き動かしてきた歴史の論理とその行方について考察する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かんがく
11
日清戦争から習近平までの中国史通史。汪兆銘や中国民主同盟など主流ではない方についても叙述がされていてバランスが良い。2020/08/20
Humbaba
2
他国を理解する上で、現代までつながっている歴史を知ることは非常に重要である。ただし、歴史というのは多くの場合事実がそのまま表わされるわけではない。その歴史を記した人間が、自身、あるいは自国の利益となるようにまとめる。そのため、歴史を学ぶ際にはひとつの情報源に縛られず、多くの情報を確認することが友好な手段となるだろう。2013/06/08
GEO(ジオ)
1
日清戦争時代から現代までの中国を論じた本。わかりにくいところがしばしば。もう少し勉強しよう。2013/06/29
たぬき
1
長い目で見てください2013/04/25
(まだない)
0
大昔から中国は周辺国の朝貢を受けるアジアの大国だった。王朝がたびたび交代しても変わらず中華であった。それなのに、日本ごときに戦争で敗れるとは・・・。日清戦争は中国のプライドを傷つけた。 改革開放を経て経済においても大国となり、再び強国となろうとする中国が世界に受け入れられるには、「民主」「人権」「自由」「法治」といった先進国に共有されている普遍的価値をいつ、どのような形で受け入れるかにかかっている、と筆者は言う。中国がそうなったときに、はたしてわが国がどうなっているか、それも気がかりである。2013/10/18
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