内容説明
――「がまん」というのは、明日がぜったいに来るって思うから、できてしまうんです。
「わたしたちは社会のなかで生きている大人です。それゆえに当然ですが、“したほうがいいがまん”もあります。
それでも、まわりの目を意識して、いつも人に合わせて、誰かを喜ばせようとして自分の心を押しつぶすような“しなくていいがまん”は、
1日も早くやめたほうがいいのではないでしょうか。」(本文より)
人生には思いもよらない事態が起こるものです。
ではそんなときに、「もっと、ああしておけばよかった」と後悔しないため、私たちが今この瞬間からできることとはなんでしょうか。
……それは“しなくていいがまん”をやめて、自分の気持ちに正直に生きることです。
「好きなことをする。それは自分のいのちを大事にすることにつながっています。」
「自分にやさしくする。そうすると人に対してもやさしい気持ちになれるんです。」
フリーアナウンサーへの転身、体調不良による強制終了、最愛の妹との別れ、そして運命の出会いを経て結婚――。
激動の時期をすごした小林麻耶さんが、今だからこそ伝えられる「自分らしく生きること」の本当の意味。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
73
ご自身の性格上での経験、大好きな妹・小林麻央さんの死、結婚などを通して得たこと、気付いたこと、学びを自己啓発書のようにまとめた一冊。世間に誤解されがちな彼女の本来の姿が知れる、半分エッセイです。妹さんのことが本当に好きなことが伝わってきますし、全世界に影響を与えた麻央さんのメッセージはやはり何度見ても泣いてしまいます。「今、この瞬間を大切にして生きる」本当にそうだなーと思います。2019/06/30
コージー
47
★★★★☆フリーアナウンサー小林摩耶さんのエッセイ。女性が陥りがちな「しなくてもいいがまん」をやめる方法。尊敬していた妹、小林麻央さんの死を乗り越えた彼女が、赤裸々な人生を語る。ありのままを出せる摩耶さんが羨ましい。【印象的な言葉】①100人に好かれようとすると、たった一人にも好かれないことを知りました。②役割は必要なものですが、役割を果たすためには、「役割を外した自分」を大切にしなければいけないと感じています。③「優勝」とは、「優しさが勝る」と書きます。2019/01/14
milk tea
43
がまんというのは、「明日がある」と思うからできるけれど、絶対に明日がみんなに平等にくるとは限らない。だからこそ誰にとっても確かなのは「いま」だけ。その瞬間、瞬間を楽しく幸せに生きてみたい。麻耶さんが思ったことは、きっと皆んなも同じ気持ちだと思う。躓いたら、もう一度、この本を開いてみるといい。2019/08/23
しのぶ
35
エッセイと思って拝読したら「自分と友達になりましょう」や「自分で自分を認めてあげましょう」と言う教訓的なもので何だかなあと思ったが。後半になって内容がエッセイらしくなり小林さんの為人が解って良かった。2019/02/26
パフちゃん@かのん変更
32
著者がいい人過ぎて読むのが疲れた。2019/11/07