内容説明
多くの人たちが京都を訪れるがその目的は様々。「こんなとこに行った」「こんなことがあった」「こんなもの売ってた」「こんなものを手に入れた」。そういった話のネタを仕入れに上洛してくるのではないか。そもそも、旅行するって、そういうものかもしれない。京都で生まれ育ったエッセイストの著者が、読んでもらうことで幸せな気分が伝わるような、いつかゲットしに行きたくなるような、「ちょっと、聞いて!聞いて!」の京都の【みやげばなし】を48のエッセイで紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ganesha
5
生粋の京都人エッセイストによる、京都で見る・買う・味わう・出会うあれこれ。2011年発行なので今は存在しないものもあるようだけど知らないものが多く楽しく読了。若冲デザインの庭園がある石峰寺と凡蔵ロールが気になる。茶の菓が英国人ウケ第一位のお土産だとは。2021/10/04
チョビ
3
まず著者の、twitterでのやりとりでも薄々感じていた性格の部分が炸裂。しかも、私は「土産とうまいもん食いにいく以外の京都に何一つ価値を見いだせない」人間なので、小見出しの部分を拾い読み。この読み辛さ、インテリの暴走にありがちな「私は何でも知っていて、私で世界が回っている」感、イケズやわー♫2011/06/11
シマリス
2
著者の京都本はとりあえず買う。この夏の京都旅行では「魚棚」のランチを経験。とてもおいしく、ボリュームもたっぷりで思い出に残る食事になった。次回は「タカギコーヒーの硬いプリン」を食べてみたい。京都に行く前に読み返すのが1番楽しい。2011/09/05
ちあぽけ
1
東京の人間なので興味深く読んだけれど、京都の人はちょっと上から目線のこの文章についてどんな風に言ってるんだろうなと思った。2012/06/03
ちくたく
1
高木コーヒー硬いプリンを食べてみたい。贈与は経済と異なるシステムで動いている社会制度という表現が面白かった。2012/02/26