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内容説明
「偈」とは「うた」ということでありますから、「正信念仏偈」とは、つまり「如来のおおせ(名号)を信じてみ名を称えることを明かす讃歌」ということになります。(本文より)
「正信偈」を誰にも理解できるよう、やさしく味わい深く綴った浄土真宗の入門書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホシ
11
「正信偈」は『教行信証』の行巻末にある百二十句の偈頌。前半は阿弥陀仏の誓願の概要、後半は釈尊に始まる浄土教を後世に伝え残した七人の祖師への讃嘆が記される。親鸞の教えのエッセンスとも言えるもので、これの読誦は門徒のたしなみだ。「入門」とあるが解説本ではなく「お坊さんの法話を聞く」という印象の本。分量も少なく、すらすら読めた。仏の教えを聞いて「有難い」と思いつつ、猶もはからい続けながら生きようとする我が身を思い知らされる。一生造悪の身を「このまま擲って」というのは、やはり難しいな。少し分量のある次の本へ。2018/01/22
佐藤丈宗
1
浄土真宗で日常のおつとめで読むのが『正信偈』。日頃読まれているこのお経の意味。浄土真宗のエッセンスが凝縮されているのがよくわかる。入門とはいえなかなか骨太。わずか120ページ程の新書でありながら、なかなか読み応えがある一冊。2017/02/16