内容説明
僧侶で宗教学者でもある釈徹宗さんが、池上彰さん、井上雄彦さん、みうらじゅんさん、篠原ともえさんをはじめとする各界の個性派13人と織りなす、軽妙にして深遠なおしゃべり。
西本願寺の月刊誌「大乗」に連載された「随縁対談」が待望の書籍化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
西
16
どの対談も面白かったのだけど、特にみうらじゅんさんとの対談が良かった。難しく語ることが必要な場合もあるけど、わかりやすく語ることが大事な場合もある。みうらさんと釈さんが語る仏教の話はすーっと入ってきて、わかりやすく、共感できた。「ご機嫌作戦」は大事だなと思う。今まで自分は出来ていないけど・・・。みうらじゅんさんの本を読んでみようと思ってまず一冊買ってみるきっかけになった2019/06/09
dosurasan
4
随縁つらつら対談 最初の池上彰の対談がよかった。彼の友人が亡くなった時、友人の奥さんがなんと葬式など一切しないという。それでは「収まりがつかない」ということで池上彰ら友人有志で遺影を用意して葬式ならぬお別れ会をしたそうだ。葬式は残された人のためにあるという話は本当だなと思った。2017/05/11
hayatama
3
釈先生が、だんじりエディターや哲学する武道家や仏教する精神科医などなど濃い面々との対談、鼎談などを見事にこなしておられるのを見て(読んで)きて、この方って「猛獣使い」やなぁ、と思っていた。で、本書を読んで、違う、この方は傾聴する方なんや、と実感した。ご自身、僧侶としてはかなりトンガッたところをお持ちなのに、お家を訪ねてきて、なんとなく世間話をしているうちに、相手の心の奥底にあるものをあっという間に引き出してしまう。なんや、月忌参りのお坊さんやがな。(お坊さんですw)個人的にはみうらじゅんとの対談がよかった2016/11/08