内容説明
特殊清掃・孤独死・引き取りを拒否される遺骨……葬儀・お墓の現場から明らかになる、現代日本社会の「もうひとつの真実」とは? 「葬儀なんてめんどくさい」「お金がかかるからやりたくない」「ひとりだから関係ない」そんな現代人でも、最低限知っておくべき、お墓・葬儀の最新事情!! 特殊清掃、IT&宇宙葬、散骨、改葬、ゆうパック遺骨引き取りサービスなど葬送をめぐる環境は、平成のあいだに、私たちがしらないところで、いつのまにか激変していた。日本人のほとんどが核家族や単身世帯となったら、お葬式はどうなるのか? 増え続ける無縁墓、孤独死、引き取り拒否される遺骨の姿は、現代の私たちが、いかに孤独な生き方を強いられているかのあらわれとも言える。かつてのお葬式は、地域コミュニティ、もしくは会社がやってくれるものだった。いまではすべてが自己責任。そうなると、少しでもお金がかからないことが求められる。その結果、人間の命の尊厳まで、デフレ化してしまった。生と死を見つめる防大卒記者と、世界45カ国の墓地を旅した「お墓博士」による異色づくめの「終活2.0」ガイドブック!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
86
2018年に出版された本。今からたった8年前だが、「葬儀」についての考え方や、あり方は大きく変わっていると思う。予想された以上に早い超高齢社会、少子化、生涯独身で身寄りなし。このような状況と多くの人が経済的にも苦しい。家族葬にしてもオプションつけると80万円くらいするという。葬儀の簡素化や無宗教化が増えるのも経済的な理由が一番ではないかと考える。昭和のように親類・近所や会社の人との縁は極端に薄くなっている。結果的に人は「死」が訪れる。個人や、家族だけが考えたり負担が大きくなる時代ではないと感じる。2026/03/06
Humbaba
3
葬儀の在り方は伝統的なものというイメージを持ちがちだが、実際にはそれぞれの時代に応じて変化している。かつては人は自分の生まれた場所からは動かなかったため墓もそれに応じて固有のものであった。しかし、現代においては意図は簡単に動き、また、それに伴い地域との縁もあまり結ばれなくなってきている。そのような状況においては墓の価値は大きく変化しており、かつてと同じようにあろうとしても受け入れられなくなっている。2024/09/05
ERNESTO
2
題名のように示唆する内容ではなく、著者自らも悩み、漂流する内容。 今どきの葬儀事情を知るのに、役立つ。2019/02/02
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