内容説明
家康遺訓は実は水戸黄門の作だった? 「神」か「狸」か。武将としての器量。人生観・宗教観・女性観等、実像に迫る。著者は、2017年NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」や「功名が辻」や「軍師官兵衛」など、数多くの大河ドラマで時代考証を手がけた戦国史研究第一人者が綴る。不動の人気の「徳川家康」の全てを網羅。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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28
⭐︎☆☆☆☆。ハズレ。自分の中で歴史ブームが起きているから読了出来たものの。それがなかったらとっくに放り出していた。昔々だったら理解力がないこちら側のせいで済んでいたが、今は違う。「伝える技術」を少なくとも俺は重視して感想を書いている。ハッキリ断言するけれど面白く読ませようとする努力や工夫が皆無だった。全体として「ついてこられる人だけついてきて」なスタンスの著者とそれをそのままトレースしている(ように見える)出版社。誤植も目立つしコストパフォーマンスも悪い。¥800でも高いと思った。ドナドナ決定。2016/08/11
Cinejazz
8
大河ドラマの時代考証を多く手がけている戦国史研究第一人者の<小和田哲男>教授による、逆境を耐え抜き、最後に天下人の座をつかんだ「徳川家康」を、同じ時代を生きた戦国の武将たちと比較・対照して、家康の実像と果たした歴史的役割に迫った興味深々の歴史読本。 ▷家康75歳の生涯で、十七歳の初陣から亡くなる前年の大坂夏の陣まで、57年間戦いのなかにあった ▷関ケ原の戦いは、三成らを誘きだし勝利した、信玄の巧みな戦法のコピ-だった ▷家康のブレ-ンの顔ぶれは、適材適所主義が貫かれた能力重視の登用にあった ↓🏯2023/11/01
ポメ子
5
家康についてわかりやすく解説されていて理解が深まった。巻末に近いページには、家康の11人の息子の説明が列挙されていて学べた。2024/01/15
今野 富康
5
家康という人物の思考回路が分かる本。経験から学び、同じ間違いを侵さないように学習している。三方ヶ原の失敗も、後の関が原の戦いでの作戦行動に見事に活かしている。そして、実に人使いが上手い。今川、武田、北条の遺臣たちを出自ではなく適性に応じて見事に使いこなしている感じがする。織田信長のような斬新さ、秀吉のような華やかさはなくとも、合理的で実利的な思考で天下を獲った家康の周到さから学べることはかなりあると思う。2017/03/19
nao
4
初読。家康は「鳴くまで待とうホトトギス」の通り、ひたすら耐えて耐えて天下を勝ちとった。人質に出され今川家の下で育った幼少期、桶狭間の戦いを機に今川を脱してからも、織田→豊臣と強大な力の下で機が熟すのを待ち続けた家康は我慢の武将ともいえるかもしれない。家臣を大事にし、家臣の話にも耳を傾けること、適材適所を考えその分野に強い家臣に相談すること、普段は節約し戦となれば軍事費を惜しみなく使うこと、など今の経営者にも使えそうな話もあり興味深かった。 もう少し漢文や原文の解説が丁寧だったらもっとわかりやすかった。2018/05/04
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