内容説明
自分にとって大切な本の「再読」は人生を豊かにする。作家柳田邦男がこよなく愛する、井上靖『あすなろ物語』からゴーゴリ『外套』まで、名作24篇との再会の記。柳田式読書のすすめ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミッチ
12
もう一度読みたかった本は多々あれど、モーパッサンの脂肪のかたまりを読むことにした(^o^;)2019/10/08
夢仙人
3
この本は素晴らしい。若い頃に柳田氏が読んだ著名な小説を再読した本の批評。読みの深さに驚嘆する。何冊か私も読みたい。2012/02/20
Doughnut
1
ぶっちゃけ柳田國男と間違えて買ったんだけど、『異邦人』の太陽を同調圧力の暗喩として読みとくところは、良かった。2016/09/18
cozy
1
作者の自己分析の旅に同伴しているかのよう。人生のありとあらゆる経験が、振り返ってみると、その人にとってプラスになっている。まさにその通りだと思う。作者の読み方の奥深さを感じるとともに、読書ってやっぱりいいなと思う。これからもいろんな本に出会いたい。2013/12/06
呼戯人
1
なんて懐かしい本たち。今の高校生は、ヘルマン・ヘッセやトーマス・マンなんて作家の作品を読むのだろうか。著者の懐かしい本たちは、私にとっても懐かしい本でした。明日は台風だろうけど、家でそっと読書にふけるなんて贅沢ができたらいいななんて思ってしまう。2013/10/15