決断=実行

著者名：落合博満

ダイヤモンド社（2018/11発売）

• ISBN：9784478106150

内容説明

名将が語る、人・組織・ルールｅｔｃ．本質を捉える「考え方」とは？　指導者する側・される側ともに読みたい。意思決定のヒントとなる１冊。指導のあり方や物事の価値観の転換点にある今、落合博満氏ならではの「物の見方」や経験で得た気づきの数々は、多くのビジネスパーソンにとって示唆に富むものである。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[MICK KICHI]

小学生の頃、北海道に住みながらドラゴンズファンだった自分に、黄金時代の夢を叶えてくれた人は落合さんです。ファンサービスどうとか、マスコミ受けが悪い等と本末転倒の事を振りかざす周り惑わされず「勝つ」事が最高のファンサービスと言って、ブレない姿勢。惚れ惚れしたものです。野球理論書は数でていますが、直近のプロ野球の動向についても語っています。監督が万能なわけではなく、有能なスタッフとの信頼関係を築く事、成熟したチームにムードメーカーは必要としない等。今無いものが懐かしく思える。松坂事件は起こりえない！

2019/02/28

[ばりぼー]

監督としてユニフォームを着る時に肝に命じたのは、自分ができたことを伝えるのではなく、自分ができなかったことを勉強するということだ。ただ、最終決定権は監督以外に持たせてはならない。チーム強化の基本は、まずしっかり食事をとり、十分に睡眠をとること。「他のチームと同じことをしていたら勝てない」とよく言われるが、それは他と違う練習をするという意味ではなく、自分達の持ち味を活かして、基本的なことに根気強く取り組むことである。何かを変えてみようかと考えるのは、やられてからでいい。やられる前に自ら手を打つ必要はない。

2019/01/06

[金吾]

落合監督の考えは言い方はともかく、奇抜な部分がないのでわかりやすいなあと感じました。違う世界に生きる者にも参考になる部分は多いです。大谷選手の話は著書の柔軟性を感じました。

2023/05/22

[クプクプ]

私はドラゴンズのファンなので面白かったです。この本は主に落合氏が中日ドラゴンズの監督をやっていた経験で書かれています。私はこの本で大きく二点を学びました。第一点、2007年のシーズンの終盤、落合監督はセリーグの優勝を狙わずクライマックスシリーズに備えて戦力を温存した点です。結果、2位でシーズンを終えた中日がクライマックスシリーズで巨人を破り日本シリーズに進出しました。第二点、落合監督は日本ハムとの日本シリーズの最終戦、先発の山井を岩瀬にかえファーストの守備固めでウッズにかえて渡邉博幸を入れようと（つづく）

2018/12/17

[なかしー]

いつもの自分の意見を押し付ける訳でも、媚びへつらったり耳心地の言う訳でもない淡々とした語り口が大好きです。 再読してからもう一度感想を書きます。

2019/03/26