内容説明
夫を突然死で失った著者は、自らの境遇をバツイチならぬ「没イチ」と呼びます。死別の喪失感は抱きつつも、せめて亡き人の分も楽しく生きようと提案します。没イチゆえの人間関係や日常生活、さらに自身の終末期から死後まで――知っておいて欲しい心得の数々を、没イチ仲間の会「没イチ会」メンバーの体験談とともに一冊にしました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュースの素
7
この頃はこの手の本がたくさん出る。いろんなデータと共に一人になった時の生き辛さが書かれている。 身の回りの事が最低でも出来る覚悟は必要、それは従来から何度も言われている事。たまに役所から来る書類の文章が非常に分かりにくい事がある。読書好きな私でさえそうなので、読む事に慣れない高齢者には尚更。 役所もこうした文書には気をつけて頂きたい。2020/10/03
LIBRA
5
突然襲って来る没一という状況。色々な方の手記がとても参考になりました。主人を大事にしなきゃとある意味良い方向に導いてくれる本でした、 キョウイクとキョウヨウ。今日行くと今日用を心掛けたいと思いました。本当に明日は、分からないお年頃です(笑)2019/11/25
tuko
4
最後はどちらかが必ず独り、先延ばしにしている問題に向き合わなければならない。 外に出ないと人との繋がりはできない。2019/04/30
アンパンコ
4
教育と教養が大事→老後は、今日行く(場所)と今日の用事(を作る)が大切!2019/03/31
すーさん
4
ご主人に突然死された著者は、たまたま「死」をめぐる研究が仕事だった。そして「遺された人」に対する視点が少なかったことに気づくという…。なんかドラマみたい。私が突然死されたのは猫だったけど、そのショックと混乱は人の場合と変わらないと思う。家族同然だったので。ただ人だと精神的な面だけでなく手続きとか遺品整理とか家族関係とか、もっと複雑だろうな、どうなるんだろという興味で読んでみた。いろいろな方の体験談がとても興味深かった。語り合って元気になっていくという点に希望があると思った。2019/03/14