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内容説明
認知症は、親子関係を見つめ直す最後の時間。できないことは増えるが、実はできることも沢山ある。正しい知識を持って向き合えば、過剰に怖がる必要はない。後悔を残さないために、そしてあなた自身が疲弊しないために、家族としてできること、できないこと……本書は、認知症が疑われる方、認知症の初期症状を発症された方、を親に持つ「子ども」のみなさまに向けて、老年精神医学の立場からまとめた一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ
68
マッサージ、初めてのレストラン、旅、TV・池の水を全部抜く、小林旭等の夢コンサート、キャバクラ通い。これら実は全てお年寄りに良いこと。意外性や強い感動や初めてを体験出来るから。キャバクラ通い⁈と言われそうだが、引き篭もりがちなのを奇想天外の若い女性との会話に付いて行くこと、そして男性ホルモン刺激あり若返りへ。そしてそれに加えたコツは子の立場から、何であろうと繰り返していることであろうと親の言い分を受容し、自分は親としてまだまだ賢いと思わせ、子に対しボケてられないなぁと思わせ、質問をしてやるということらしい2019/06/16
金平糖
20
認知症の方が多いホームに入居している母が自分もいずれと怯える。私もいずれと、読んでみた。脳で最も早く老化が進行するのが想定外等に対応し感情を司る前頭葉で40〜50代から少しづつ縮小。いつもと違う事をやってみる。記憶障害は新しく体験した事を覚えておけない記銘力障害と過去に覚えた事を思い出せなくなる想起障害の二種。数分前に記憶した事を意識的に想起する訓練。難聴は入力情報を低下→補聴器を。異常な行動には原体験と強烈に結びついた物への執着あり。傾聴、親の現実を受け入れる。親の最大の悲しみは自分が子供の負担。2019/05/23
小紫
7
年取った親との付き合い方について、やわらかな語り口で教えてくれる一冊でした。子供の側にしても、親本人にとってもちょっと気が滅入るような、不安な生活状態でもあると思うので、このくらいの暖かい感じですと安心して読み続けられます(って、どれだけ打たれ弱いんだ、ワタシ(苦笑))。変わり始めた親の脳の状態や、生活上で気をつけることなど、心に留めておこうと思います。ただ、あれ、と思った時には専門家に相談を、とありましたが、その専門家というのが病院の何科なのか、そこをはっきりしてもらいたかったです。《図書館》2019/04/22
aki
3
自然に抗わず進行を遅らせる対策を中心に書かれている本です。今できることを大切にし、できることを極力減らさない、それが一番本人にとっても家族にとっても幸せ…簡単な文体で書かれているので、家族で読むのに適しています。2022/09/21