闘争の倫理 - スポーツの本源を問う

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闘争の倫理 - スポーツの本源を問う

  • 著者名:大西鐵之祐
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 鉄筆(2018/11発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784907580056

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内容説明

「勝ちたいためにきたないプレイをする人がいる。しかし決して楽しいゲームはできない。そこにフェアなプレイを行なうための闘争の倫理ができあがる」       「人間の持っている本性を、勝負のなかであらわにし、それを人間はどういうふうにコントロールしていくべきかということを身につけるのが、スポーツ教育の目標のような気がしている」       戦場からの生還後、母校・早大のラグビー復興と教育に精力を注ぎ、日本代表監督としてオールブラックス・ジュニアを撃破し、イングランド代表には3対6の大接戦を演じてみせた、戦後ラグビー界の伝説の名指導者。「戦争をしないために、ラグビーをするのだ!」と説く、思想・哲学の名著を鉄筆文庫化。      <解説>藤島大(スポーツライター、『人類のためだ。』著者) <推薦>岡田武史(FC今治オーナー、元サッカー日本代表監督) 題字/川原世雲

目次

推薦の言葉 岡田武史      刊行のことば 榮 隆男        はじめに 大西鐵之祐
序 著者の立場
I スポーツ哲学論考
II スポーツと文化
III スポーツと教育
IV 勝利への創造
V 闘争の倫理
あとがき 大西鐵之祐
監修を終えて 伴 一憲
解説 藤島 大

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ポン

4
読み終えるのに、数か月かかりました。哲学的できちんと理解できていないとは思いますが、毎日少しづつ読むことがくせになり、達成感がありました。2020/09/14

グッダー

3
この本を読むまでは、正直スポーツを何のためにやるのか、社会に貢献しているのかと考えた時に、「忍耐力がつく」とか「健康的だ」とかその様な上辺のことしか思いつかなかったが、この本を読んで霧が晴れた様な気分になった。大西先生は「闘争の倫理」という言葉を使って、スポーツで平和な社会を構築できるんだということを、感情論ではなく自らの経験を通して科学的に論理的に語っている。(つづく)2016/01/18

にこちゃん

2
冒頭だけ拝読。スポーツがわからなくても、「スポーツに関して」ではなく、「基盤となるもの、その考え方、認識」について書かれているのではないかと思う。なので、個人的には面白く読めそうだ。闘争について深く考えるのも興味深い。マイナスの感情による闘争ではない、こういう意味もあるんだなぁ。2015/10/29

akapon

1
日本のラグビー史にその名を残す名指導者のスポーツ哲学に関する論文と対論が収録された本。とても興味深くスポーツというものに対する知見が深まった。/「試合というのは常に神のものなんだ。試合は全て神にささげられるべきものなのだ。そのためには、勝とうという意志すらも持つべきではない。試合に臨む者は、ただ、その時その時に、一番効果的な技を使うことだけを考えればいいのだ。勝利は、その結果として、神が与えてくれるものにすぎないのだよ。」プロレスの神様と呼ばれたカール・ゴッチの言葉である。2016/01/21

tnyak

1
岡田武史氏に「序章を読んだだけで身震いが起こるような衝撃を受けた」と言わしめた気魄と情熱に満ちた力作です。教育の書であり、哲学の書でもあり、「勝利への創造」の章はラグビー指導者必読の具体的な指導の書です。「ジャストよりフェア」の精神と態度、勉強になりました。2016/01/17

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