内容説明
平成18年制定の現行信託法について,その文言・論理構造に注意しながら,厳密な解釈論を示し,信託法の本質を解明する本書は,今後の研究の発展や実務の展開の礎となろう。立法過程にもたずさわった第一人者による,待望の体系書。
目次
第1章 総 論
第2章 信託の設定
第3章 信託財産と受託者による取引のメカニズム
第4章 受託者の義務と責任
第5章 受益者と受益権
第6章 委託者
第7章 信託の変更・併合・分割
第8章 終了・清算・倒産
第9章 罰 則
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Haruka Fukuhara
6
なかなか高度な本で内容についてはコメント出来ないけれど…会社法の教科書が有名な商法学の神田秀樹先生が信託法に関しても本や論文を出されているのを知ることが出来たのはよかった。信託法というのは民法学と商法学の隣接分野に当たるのかな。2017/07/02
葦
0
9.0/10授業の教科書として読み終わった。信託法の体系書のうち、道垣内先生の本は定番の好評だ。2020/08/10
ふら〜
0
信託法を復習。ずっと読みたいと頭の片隅に引っかかっていたがやっと読むことが出来た。やはり道垣内先生の文章は読みやすいと感じる。2018/07/28