内容説明
気鋭の写真家、竹沢うるまが敢行した旅は長く険しいものだった。
これは竹沢うるまの1021日・103カ国を巡る旅を、
「紀行文×膨大な写真」そして「当時の手書きの日記」を加えるという
新しいスタイルでまとめた旅行記である。
北米から南米、南極を巡り、激動の中東へ。
そしてアフリカ大陸を縦断し、ユーラシア大陸を横断する。
移動手段はできる限り陸路。
ローカルバスに乗り、カヌーで川を下り、ヒッチハイク、徒歩、時には馬で峠を越え、
満員列車に50時間以上揺られ……。地を這うような旅をした。
長く険しい旅の途中で巻き起こる衝撃的なハプニングの数々、
思わず吹き出してしまう失敗談、現地の人々に翻弄されて疲れ切る日々、
心を揺さぶられる美しい光景、別れがたい出会い、ふと思い出される日本のこと……。
本人ですら予測できなかったリアルな旅人の心の動きが、
臨場感たっぷりな写真コラージュとともに旅をしているような気持ちになれる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Te Quitor
8
読み終わった時「ただいま」とつぶやく。448ページ分の旅から帰還。今度は自分の足で旅したいなぁ。2017/01/10
DEE
6
写真家である著者が1021日かけて巡った103の国の写真と文章。 説明的ではなく、起こったこと思ったこと感じたことが親しい友人に語るように綴られている。 それぞれの写真にこれといった解説がないのも、好きに感じて楽しんでくれと言われているようでいい。 芸術的な写真の良し悪しはよくわからないけど、自分でもこのシーンを撮るだろうなという写真がたくさんあるとちょっと嬉しくなる。 一枚一枚をじっくり眺めるのもいいけど、まずは旅全体の雰囲気を味わいたい。2019/05/20
Takahide✈Yokohama
0
写真にちょこちょこ書いているメモ書きが面白いのに、読みづらいのがちょっと残念。 作者が今年のCP+2017に来るんで見に行ってみよう。2017/02/14
よっこ
0
世界一周した時の写真や旅先でのメモ、ショートストーリーが書いてある本。思ったよりボリュームのある本だけど、読みやすいです。the songlinesを読み終えてから読んだが、その本には書かれていない新しい話ばかりで、また新しい旅の話を読んでるのかと思うほど。旅先の風景や人の表情の写真が印象的だった。自分もバックパッカーをしてるような、そんな気分で読めた。 2022/08/24
nitti
0
分厚い本に少しの文章とたくさんの写真コラージュ。著者は写真家だったと読後に知った。強烈な生活感を漂わせる文章が魅力的だったので気づかなかった。コロナ禍で海外にでられなくなって1年。旅をしたくなるし、この濃厚さをみるといろいろな意味でできないなとも思う。2021/01/16
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