2040年 自治体の未来はこう変わる!

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2040年 自治体の未来はこう変わる!

  • 著者名:今井照
  • 価格 ¥2,035(本体¥1,850)
  • 学陽書房(2018/11発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784313150928

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内容説明

自治体戦略2040構想研究会による報告書もふまえ、
自治体本来のミッションから描く、もう1つの未来像。

AIの到来、加速する人口減少、高齢化など、課題が山積するなかで、自治体は未来に向けてどうすればよいか?
2018年7月、総務省が設置した自治体戦略2040構想研究会が、「圏域」を行政主体として法制化し、連携して行政サービスを担う態勢を整えるよう提言する報告書をまとめ、地方自治関係者の中で大きな話題となっています。
これは、高齢者人口がピークを迎え、人手不足が深刻化する2040年を想定すると、従来通り、それぞれの市町村が単独で全ての分野の施策を手掛ける「フルセット方式」の行政運営では、住民の暮らしが維持できなくなるため、複数の市町村で構成する「圏域」を新たな行政主体として法制化し、連携して行政サービスを担うというものです。
しかし、地方の側からは、「国が選択肢を示す手法は集権的」「市町村の独自性がなくなる」といった反発の声が上がっています。
こうした現状もふまえ、本書では、自治体本来の「使命(ミッション)」が、「今日と同じように明日も暮らし続けられること」であることに立ち返り、研究会報告と似たようなデータを使い、似たような分析を行いながら、もう1つの自治体の未来を展望します。

目次

プロローグ――もう一つの自治体の未来へ

PART1 地域社会の未来《空想からリアルへ》
〔人口問題〕「東京へ行くな」と言っても人口減少は止まらない!
〔大都市〕首都圏で地域再編が起きている!
〔地方都市〕増加する「都市のスポンジ化」をどう防ぐか?
〔農山漁村〕未来を描くために必要な備えを!
〔関係人口〕地域とつながる機会としくみをつくる
〔地域運営組織〕その可能性と自治体の「覚悟」

PART2 地域政策の未来《成長幻想から生活の質へ》
〔高齢化〕高齢者も減少し始める時代がやってくる!
〔少子化〕これから描くべき、包括的な子育ての未来
〔貧困〕「現代の貧困」を考える
〔防災〕被害を最小限に食い止める「減災」に取り組む
〔原発事故の教訓〕実効性のある業務継続計画を策定する

PART3 自治体行政の未来《公務活動から社会起業へ》
〔自治体職員〕増える業務量を誰が担うのか? 〔人事評価〕職員が活躍できるチャンスを見出す評価を!
〔執行体制〕自治体の仕事は、社会的分業が進む!
〔非正規職員〕会計年度任用職員制度で問題の本質は解決しない!
〔アウトソーシング〕「公務員」の範囲が小さくなる時代がやってくる?
〔窓口業務〕自治体職員以外が「公権力」を行使する時代へ!

PART4 自治体財政の未来《ビルドからメンテナンスへ》
〔財政〕縮小社会の財政見通し
〔連携・補完〕自治体を取り巻く3つのベクトル
〔自治体間連携〕上下関係を生む「統制」の要素に注意せよ!
〔ふるさと納税〕可能性・工夫の余地はまだまだある!

PART5 自治体の未来構想《行政から政治へ》
〔政策立案〕政策は、未来を予測することから始まる!
〔議会の未来〕議員のなり手不足をどう解消するか?
〔自治体政治の魅力〕まちづくりと議会をつなぐ
〔都道府県の未来〕補完機能の発揮こそが存在理由となる!

PART6 自治のゆくえ《標準化から多様性へ》
〔統治〕自治体の自立性・自律性
〔計画による統制〕国は「計画のインフレ」で自治体を振り回すな!
〔2040構想〕もう一つの未来構想を描く
〔AI〕人口知能は自治体に何をもたらすか?
〔標準化・共通化への誘惑〕多様であることが問題ではない!
〔圏域マネジメントの不可能性〕「勝者なき競争」に駆り立てたのは誰か?

エピローグ――楽観主義でも悲観主義でもなく

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ツヨシ244

3
自治体の未来ということで、仕事に関係がありそうだと思い読み始めた。 ある程度は常識的なことも多いが、自治体職員のなり手の不足、職務の増加が問題になっており、住民目線からは楽に見えても色々大変なんだと感じた。 また、本書は問題点として国と地方自治体の連携の悪さを言っており、連携が良くならない限り、効率化や、問題の解決には繋がらないだろうなと感じた。 後半の内容がそういった不満のはけ口的に感じたのは少し残念だと思った。2021/02/13

ままごん

2
読んでみるとタイトルとちょっとニュアンスが違ったような気がした。要するに、「地方消滅」「消滅自治体」とかいって、かつて脅された地方自治体が、昨今また「地方創生」「総合戦略」といった国の押しつけ的な計画で、現状とかけ離れた、国の望む方向に進むように誘導されているということが書かれていた。「立地適正化法」などにちょびっとかかわったパートのおばちゃんとしては、なるほど~と思った。でも、現実との乖離がわかっていても、補助金で脅されているからほかに進むべき道はない。つくづく恐ろしい世の中になったもんだと感じた。2019/06/08

kamada1001

1
人口減少という事象に対して、地方公務員はどのように公務を進めるのが良いか、という視点で参考になった。政策は、未来を予測することからはじまる、問題があるから解決する。制度や補助金に依存することなく、地域で暮らしていける仕組みを整えるためには…参考になりました。2020/09/14

たんこ

1
共感を覚えた点は、今日と同じように明日も暮らせることが地域政策の価値観であるということ。当たり前の日常を維持することが難しい。先に起こる問題を予想し、対策を打っていく必要がある。また、地域社会は既に多様であるのに国から画一化標準化を求められている点も同意した。自治体の財政状況は好ましくなく交付金に頼らざるを得ない状況も関係していると思う。自治体の現状と問題について理解することができる本。最終ページ周辺には現状分析に止まらない筆者の思いが表れていて、読んでいて楽しかった。2020/04/28

jupiter68

0
どうしも暗いイメージばかりが優先してしまう未来像。そんな中でも果敢に挑戦していくべき、という内容が書かれている。自治体の未来は戻れない道であり、必ず乗り越えなければならない坂を通った先にある。2019/04/13

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