内容説明
その明治維新、ちょっと待った! きれいごとだけでは語れない歴史の真実を、自己愛(ドーダ)の理論ですべて解明。水戸学、西郷隆盛、中江兆民、頭山満まで。歴史を動かしたのは、正義でも理念でもなく、人間の自己愛と虚栄心なのだ! 〈文庫版巻末特別対談〉片山杜秀
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
tonpie
12
明治維新という革命期。「ドーダすごいだろ、参ったか」という「自己愛の噴出」のために生きた人々(英雄たちとしか適切な言葉が思いつかない)を、とことん解説・分析・批評した本。個人の「情念」というか「心の性癖」が歴史を動かす、そのメカニズムを鮮やかに描いていると思う。司馬遼太郎「竜馬がゆく」(大昔に読んだ)の中で、坂本竜馬が西郷に会った後、勝海舟に問われて「大きな鐘のような人。小さく叩けばそれなりだが、正面から大きく叩けば凄いことになりそうだ」と返した話はまるで謎々のようだった。↓2021/01/30
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