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内容説明
「崖から転落するときになって『理不尽だ』と憤っても遅い」「世の中は多くのウソとわずかの真実で成っている」。危ない人を見分ける7つのポイントとは? なぜ決断は「安全策」が最もよいのか? 人物の本性を見きわめ、情報を吟味して未来からのシグナルをつかむのが「負けない人生」の要諦である。「マイナス情報こそ貴重な視点を提供する」「『すでに始まった未来』を探せ」「懐疑は動揺を抑え、正気を取り戻す武器」――。多国籍企業を顧客とするプロ弁護士が、情報の入手から判断、決断、行動まで、ビジネスと私生活を守るために知っておくべき「技法」を伝授。混沌とした現代社会を生き抜くうえで必須の物の見方、考え方がここにある。 ●視点1:広く深く情報を収集する ●視点2:情報の真偽を吟味する ●視点3:状況の全体を俯瞰する ●視点4:人間の本性を見きわめる ●視点5:時間軸で将来を見通す ●視点6:「多彩なオプション」を創り出す
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NICKNAME
19
この本のことはお気に入りの方が読んだ本という事で知りました。著者は経験も豊富でとても優れたベテラン弁護士さんであると同時に自分の事務所の経営者であり、物事の見方、捉え方、判断力が素晴らしいと思う。またそういったことを自分の経験から実例を使って、自慢ぶることもなくとても分かり易く説明しているので非常に参考になりました。この本は売りに出さず蔵書にしてまた読みたいです。2018/12/10
ダック
9
とても面白かったです。様々な事項を深く考えておられ、仕事にもプライベートにも参考になりました。名前を検索しても弁護士としてヒットしないので、ペンネームなのかもしれません。2019/03/14
Kentaro
9
1697年、オランダ人のブラング船長が、オーストラリア西海岸パースの川をさかのぼっているうちに3羽の黒鳥を捕まえた。「黒い白鳥」など存在するはずはなかった。存在しないとされたものが、ある日、突然出現する。その衝撃は大きい。常識は根底から覆り、学説は一瞬で色あせた。わたしたちの情報収集は、ブラック・スワンを探すのに似ている。目当ての情報があるかないかは、分からない。しかし、探し当てると、予想しなかった情報ほど、衝撃は大きい。今までの現実は色あせて過去のものとなり新しい現実が生まれる。その後の因果は一変する。2018/11/28
ふたば
7
臆病であることが、人生においても、仕事においても大切なこと。「疑心暗鬼」「懐疑的」などと言うとマイナスのように感じるが、まず疑ってかかり、疑いをもって徹底的に調査し、情報を集めて精査するという姿勢が最終的に自分の身を守る。専門家、その道の権威、著名人、成功者。彼らの意見は、意見であり、事実ではない。彼らの言葉をそのまま鵜呑みにするのは非常に危険だという事。様々な意見や資料を基に「自分の頭で考える」というステップを踏まなければならない。良く言われることだが、なかなか実践できない。2018/11/17
purupuru555
3
タイトルからは単純に「勝つ」ことだけのような印象を受けるが、そんな単純な内容ではなく、ものの考え方が興味深かった。また折に触れて読み返す価値がありそう。著者自信にも興味が惹かれて日弁連HPで検索したけど、出てこなかった。おそらくペンネームなんだろう。2020/01/17