サブスクリプション - 「顧客の成功」が収益を生む新時代のビジネスモデル

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サブスクリプション - 「顧客の成功」が収益を生む新時代のビジネスモデル

  • ISBN:9784478105528

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内容説明

消費者の関心が「所有」から「利用」へと変化するなかで、サブスクリプション(継続課金)・モデルに移行した企業が急成長をとげている。アドビ、ネットフリックス、コマツ、フェンダー、ニューヨークタイムズ…はなぜ成功しているのか。どうすればこのモデルに移行できるのか。Zuoraの創業者兼CEОが初めて明かす。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

33
これからのビジネスは、顧客をサブスクライバー(※定期購入者)に変えて、定期収益がもたらされる構造を築くことだ。消費者はこれまでと違う期待を持っている。所有よりも結果を得ることを好む。標準化でなく、カスタマイズされたものを好む。売り手都合で行われる計画的陳腐化〔次々とモデルチェンジをして商品の買い替えを促進すること〕ではなく、絶えざる改善を望む。成功している企業は顧客から物事を発想する。顧客について多く知る企業ほど、顧客のニーズを満たす事ができ、価値のある関係を顧客と結ぶ事が出来る。製品中心から顧客中心だ。2018/12/10

ミライ

32
近年急成長の継続課金ビジネスである「サブスクリプション(以下SS)」に関して、Zuora(従来の販売モデルからSSモデルへの移行を支援する会社)の創業者兼CEOであるティエン・ツォ氏がビジネスモデルの導入からビジネス展開までを詳しく解説する。世界の中心は製品からサービスへ、消費者の関心は「所有」から「利用」へと移行しつつある中で、問題解決の手段のひとつとしての「SS型のビジネスモデル」を提唱。ネットフリックスから、モビリティサービスのMaaSまで、昨今のサブスク情報は完全網羅されてるといっていい内容。2019/02/07

サアベドラ

24
「モノを売る」から「サービスを売る(そしてデータを収集する)」へ、アメリカを中心に世界に拡大しつつあるサブスクリプション型のビジネスモデルについて書かれたビジネス書。著者は企業のサブスク導入を支援する会社を経営しており、本書は著者の商売道具の宣伝文書とも言える。前半は、小売り、交通、製造など様々な業界で展開されている現行のサブスクサービスの紹介、後半は企業がサブスクモデルを導入するにあたっての要点を解説。前半はこんなサブスクもあるのかと興味深く読んだが、後半は自分に縁のない話だったので流し読み。2020/01/23

シノケン

18
サブスクリプションについては単に従量課金というイメージしかなかったが、顧客としても経営的にもメリットがある売り方であると理解できた。 収益を時間軸上に延ばし、顧客との関係を築きながら機能改善というwin,winな関係となれる方法。 利用者へのIDを振り、情報を集め次の提案へと持っていける点やアップセルやクロスセルへが可能な点などなど納得の行く説明だった。どんなサービスでもこの考え方はでき、顧客中心のサービスが増えていく世の中にこれからなっていくだろうと確信した。2021/03/29

501

15
消費者の志向はものの所有ではなく、サービスを利用することに移行している。サブスクリプションというと従量課金制や定額制でサービスを提供する料金体系のひとつというイメージしかなかったが、従来の売り切り型のビジネスとは異なるビジネスモデルであることがわかった。サブスクリプションの仕組みにより企業と顧客は継続した関係になり、サービ開発は顧客を中心に捉えることとなる。このため顧客のニーズに合わせて柔軟にサービス内容を成長させていくとのこと。消費者側にとってMaaSが普及すればますます身近なものになると思われる。2019/08/16

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