社員を「大切にする」から黒字になる。「甘い」から赤字になる

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社員を「大切にする」から黒字になる。「甘い」から赤字になる

  • 著者名:近藤宣之【著者】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • あさ出版(2018/10発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784866670539

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内容説明

2018年2月まで24年間、社長を務めていました近藤宣之です。
日本レーザーは社員約60名、年商40億前後。
日本で最も古い、レーザー機器を専門に輸入する商社で、創業50年を超える会社です。
輸入専門商社ですから為替や景気の波に思い切りふり回される脆弱な中小企業といっていいでしょう。
そんな小さな会社が「日本でいちばん大切にしたい会社」中小企業庁長官賞を
はじめ、「勇気ある経営大賞」(東京商工会議所)、「キャリア支援企業」厚生労働大臣賞、「ホワイト企業大賞」など、
数々の賞をいただいているのです。


なぜこんな小さな会社が? と不思議に思われる方もいるでしょう。
当社が注目を集めているのは、
ありえないくらい社員を大切にしている会社だからです。
そして社員を徹底的に大切にしていたら、
25年間連続して黒字を維持することができたからです。
ありえない! ということで、たくさんの賞をいただいたのですが、
人を徹底的に大切にしたら、本当に利益が出る会社になるのでしょうか。
そして日本レーザーのようなやり方をすれば、本当に人を大切にして、
利益がでる会社になれるのでしょうか。
これがこの本のテーマになります。

この本では今まで私が講演会やセミナーで語りきれなかったこと、
とくに「では、実際にどうすればいいのか」という
実践的なノウハウを紹介しています。
いわば経営の教科書として、今すぐ、今日から使っていただけるよう、
すべてのノウハウを公開したつもりです。

この本が中小企業に勤める方とその経営者、
さらには大企業に勤める方の未来の姿
として、多くのみなさんに読んでいただけたら幸いです。


■目次

プロローグ リスクを正しく見極めチャンスにする

第1章「人を大切にして利益を出す」ために必要なこと

第2章 伸びる社員を見つけ、育てる「具体的なしくみ」
1 採用制度 応募者の価値観を見極め多様な人材を受け入れる
2 教育制度社員全員に当事意識と危機意識をもたせる

第3章 社員を甘やかさずに黒字にする「具体的なしくみ」
3 人事制度「透明性」があるしくみを「納得性」をもって運用する
4 賃金制度実力主義にもとづき社員の人間的成長を促す

第4章 社員の努力がもれなく「見える化」できる「具体的なしくみ」
5 総合評価制度不足しているところを本人に気づかせる

第5章 「自分が大切にされている」実感を社員が得ているか
エピローグ 運命は自らが招く

■著者 近藤宣之

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takam

10
サーバントなリーダーシップの在り方を説いている。社員を大事にするということは甘やかすのではなく、必要な教育を十分に実施し、マッチングを重視する採用を行い、できる限り雇用維持に会社が努めることである。リストラで事業を健全にすることは簡単だが、長続きするやり方ではない。社員を育て、共同体としての結束を強くすることで難局を乗り越えることができる。それを社長が率先して実行している点が日本レーザーの偉い点だと思う。2019/09/17

きゃな

4
雇用を守ってくれる会社(終身雇用ということでもなく、会社として存続していける・社員を大事にできる)に勤めていることが社員のモチベーションにつながる。なによりも教育に力を入れ、大きなリターンがあるとわかっているからこそ社員の教育にお金を厭わない。そしてそのお金はしっかり稼いだ会社の利益から出していく。中国人女性たちの「肝っ玉が座ってる」エピソードは上昇志向が高く、宣言したことをやり遂げる姿が強くカッコよかった。2020/11/06

ぽりにか

2
日本レーザー近藤会長の会社復活劇。社員をリストラせず、評価を明確化し、多様性に寄り添い続ける事で、愛社精神を育てる。時代に即しながら、アットホームで帰属意識の高い会社を作っていくことが大事である。2019/10/10

bori

2
日本レーザー(会社)は社員を大切にしているが、反対に社員も日本レーザーで働く事に誇りを感じ、会社を大切にしている。「利他」の精神が染み付いた人間教育の進んだ会社のように感じた。価値観を揃えるために、クレドを読み合わせをし、クレドの理解度を計り、理解度を評価に反映させる。社長自ら、研修(社員教育)を行う。採用時も、作文と面接で価値観が合うかをよく確認する。入社が決まっても、最初の半年は、有期の嘱託契約にすることで、ミスマッチを防ぐ。徹底的に、価値観が揃うように工夫している。とてもお勧めの一冊。

inuwanwan

1
社員に対する優しさと厳しさに徹した、経営理念と各種社内制度を維持しつつ、在任期間中の高業績を両立する手腕には脱帽するしかない。 私自身の経営者としての凡庸さをつくづく痛感するが、著者のような名経営者に1ミリでも近づけるよう、学びと実践を継続していこうと思う。2020/05/06

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