内容説明
世界最凶の男を狩れ!腐敗した当局、拷問、裏切り。
元DEA捜査官が実名で告白――中米麻薬カルテル壊滅作戦。
【解説】丸山ゴンザレス(ジャーナリスト)
「世界最重要指名手配犯」エル・チャポとは:
本名:ホアキン・アルチバルド・グスマン・ロエーラ
1957年4月4日、シナロア州バディラグアト市ラトゥナ生まれ。
メキシコの世界最大の麻薬組織シナロア・カルテルの首領。
コカインとマリファナを世界各地に密輸して巨万の富を得た闇の実業家。
1993年に逮捕後、2001年に脱獄。米当局から「アル・カポネ以来最大の社会の敵」と呼ばれる。
本書はエル・チャポを逮捕した元麻薬取締局(DEA)捜査官が8年に及ぶ捜査の裏側を語った実話である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まぶぜたろう
4
麻薬王を捕らえるための捜査が、スマホの盗聴を繰り返すだけでとても地味かつ単調。しかも出てくる人がやたら多くてよくわからず、ま、本当の話だから仕方ないんだろうが、話としては全く面白くない。後半はいよいよ麻薬王逮捕作戦なのだが、行き当たりばったり、かつ、シンプル、本当の話だから仕方ないんだが、どーも面白くない。以前「メキシコ麻薬戦争」というノンフィクションも読んだが、やっぱ、メキシコ麻薬ネタはウィンズロウが一番面白いね。小説だし、そりゃそうか。2022/01/26
スプリント
4
ショーン・ペンのインタビューをきっかけに逮捕されたことは知っていましたが、本書はそれよりも前に逮捕され、1.5kmのトンネルを使って脱走する以前の逮捕劇です。 捜査官の執念の追跡劇とメキシコ官憲の腐敗が読みどころです。2019/01/11
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3
☆☆☆☆☆エンタテインメント性、専門性もあまり感じられなかった。2019/02/21
人生ゴルディアス
3
全米ナンバーワンの映画がたくさんあるように、世界最大の麻薬王もたくさんいる気がしてならない。そのうちの一人エル・チャポの逮捕劇をDEAの捜査官が記す。真偽はともかくとても面白かった。向こうの白人捜査官らしい大袈裟だったり熱血漢だったりするところが、いかにも、「らしい」感じがする。しかし、二度も脱獄するってすごい。メキシコみたいな国を正常化することってできるのかな。2019/01/27
DEE
2
メキシコ最大の麻薬カルテル、シナロア・カルテルの首領エル・チャポ。 1993年に脱獄しトップに君臨し続けた男を追い詰めた麻薬取締局DEAの元隊員である著者と、メキシコ海兵隊達の奮闘を追ったノンフィクション。 麻薬を運ぶために縦横無尽に地下道を掘り巡らせたチャポ。汚職と買収にまみれたメキシコ警察は全くあてにならず、その中で情報を駆使して包囲網を狭めていく緊張感がスゴい。 最も監視の厳しい刑務所から易々と脱獄するのには、内部の人間の手引きが不可欠。 それだけの裏の権力を持っていたということに驚く。2018/12/21
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