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内容説明
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「数」の概念は、エジプト文明、メソポタミア文明の時代にまでさかのぼるといわれ、その後、世界的に普及するようになりました。ただ、ひと口に「数」といっても、その性質によって「素数」「自然数」「整数(ゼロは整数)」「有理数」「無理数」などと分類できます。そのほかにも「数」にまつわるテーマとして「図形数」「魔方陣」といったものもあります。ちなみに、「円周率π(パイ)」も数の一種です。本書では、「数」そのもの――特にふしぎな性質――に注目して「数」の本質に迫ります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うっちー
32
文系ですが数学は好きでした2019/02/09
寝落ち6段
13
数の世界は広い。数字にもいろいろな仲間分けがあり、それぞれが繋がっている。世の中を数字で考えようとする数学。未だに解決していない問題もあるし、まだ発見されていない定理だってあるかもしれない。どんな複雑な計算でも、+、-、×、÷の四則演算で計算できるが、如何にして簡単に導くことができるかを、古来から数学者たちは考えてきた。円周率も素数も対数も、苦労の歴史を知ることもできた。例えば対数は金利や震度の計算など身近に用いられていることもよくわかる。苦手な人も大人になった今、新しい発見があるかもしれない。2021/02/06
ノリピー大尉
4
「4より大きい偶数は、すべて二つの素数の和で表すことができる」 これを「ゴルドバッハの予想」という。 例外は発見されていないが、証明もされていないので「定理」ではなく「予想」と言われている。2023/08/03
Masaru Kamata
2
はじめから、ゼロとか素数とか完全数とか友愛数とか魔方陣とかの話題が続き、数の小噺集といった趣きで少々辟易とする部分もあるのだが、最後の章の対数の説明は発案者であるネイピアの考え方から説き起こされ、図も功を奏して大変わかりやすかった。今まで読んだ類書の中でいちばんかもしれない。そこだけでも、読んでよかったと思えた。ということなので、この著者のトポロジーの本も読んでみようと思う。 2018/12/23
りらこ
2
習った時にはさっぱりわからなかった対数の意味が少しわかったような。桁の大きい数の計算に便利と、漠然と覚えてたけど、なるほどね。数は奥が深い。2018/12/22