内容説明
1万人の歯と口内を診てきた著者の結論!
噛み続けることが出来れば、いくつになっても
脳は生き生きとよみがえる!!
認知症患者さんに奇跡を起こしたのは、医者(私)ではなく、歯医者だったのです。―本文より
記憶力が落ちた。
もの覚えが悪くなった。
ヤル気が出ない。
「なんだか最近、脳が衰えてきた気がする……」
そんな状況に歯止めをかけて、
改善する方法があります。
それが、「歯を守ること」です。
実は、
「脳」と「歯」は、
とても強く結びついています。
なぜでしょう?
それは、「歯」が命を繋ぐために、
必要で不可欠な器官だからです。
私たちは、
生まれてから死ぬまで、
口から栄養を摂取し続けます。
極端な話、
手足がなくても生きてはいけますが、
口がなければ生きていけません。
つまり、「生きる」とは、「食べる」こと。
歯を使って、咀嚼し続けることです。
「生きる」ためにもっとも必要な、
「食べる」機能を最重要視して、
「脳」は、口を含む「歯」の領域を、特別に大きく設計しました。
つまり、「歯」を使って噛むだけで、
脳の広範囲が活性化するのです!
けれど、
歳をとり、
歯が抜けて噛めなくなると、
脳への刺激が減っていきます。
その結果、脳が老化していきます。
しかし──
しっかりと歯のケアをし、
噛み続けるための歯を温存すれば、
いつまでも
脳を刺激し続け、
脳の血流を増やし、
脳を活性化することができます。
噛み続けることができれば、
いくつになっても、
脳は生き生きとよみがえるのです。
つまり、
歯を守ることは、
脳を守ることなのです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
38
開業医がちょっとオーバーに言ってるところが多々あるけど、歯周病が動脈硬化の原因であることは周知の事実。近年認知症も生活習慣病との関連があることが示されており、認知症と歯周病との関連もさもありなんというところ。歯科も欧米のように予防歯科が重要になってくることはもっと知られていい。歯科衛生士が欧米のように自主開業できればもっと予防が進むと思うが、歯科医師会は反対するだろうね。こういう啓蒙本で一般人が自分で知識を得るしかない。この本だけではなくもう何冊か読んで確認したい。でも8028運動には賛成です!2018/12/07
油すまし
27
認知症改善のために何をすべきかという質問に、著者は「患者さん自身が心地よいと感じることを積極的に行ってください」と答えているという。認知症患者の脳を調べると、記憶を司る海馬より、感情を司る扁桃核が先に萎縮する。もの忘れではなく、やる気の喪失から始まる認知症。心地よさがやる気を呼び起こし脳のスイッチをオンにする。美味しく食べられるために歯は大事。食べること自体忘れて拒食症になっている時には口の中にチョコレートを塗ることもあるそう。「親の歯の本数を知っているという親孝行」これからも元気でいてほしい。2024/05/27
ひこかつ
22
歯周病で、少しでも改善されればと思い読了。 歯は5〜7分は磨いてたんだけど、15分磨け、、との事。 ガムは1日3回、5分以上。 今の私には脳の老化より、歯周病を食い止める方が大事だけど(=´∀`)2019/05/27
青蓮
22
健康を気にされてる方は必読です。知らなかったことが沢山‼歯がなくなると食べられなくなるだけではなく、認知症にもなりやすくなるだなんて怖い‼先々月定期検診で診てもらったけど、また夏ごろ診てもらいにいく予定です。お口のなかスッキリして気持ちいいし、この「気持ちいい」感覚が脳にも良い刺激だそうです。2019/05/02
FuSa
12
2018年最初の読了は「歯(と歯茎)」の健康本。歯(と歯茎)の健康は、脳の健康その他生活習慣病との関連が深いという内容。歯科医ではなく認知症専門医による執筆というところが意外なポイントかと。アメリカやフィンランドの予防歯科は見習いたい。読了の勢いで歯科検診予約してしまった。2019/01/02
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