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内容説明
著者は20世紀の大哲学者・サルトルに惹かれ、長年、個人的に研究を重ねてきた。サルトルの哲学は、実践的で効果が出やすいのが特徴。本書では、「大人に生き方を伝授するパーソナルな塾の女性塾長サルトル先生と、そこに通う塾生たちとの問答」というスタイルで、サルトルの教えをベースにした、人生のよりよい生き方、考え方をわかりやすく伝える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テツ
30
サルトル信者だった祖父からサルトルに似た読み方の名前をつけられた僕はその呪いを解けないまま学生時代に実存主義的な思想にのめりこんでいったわけですが、その手垢のつきまくった(僕個人としても、社会としても)古臭い感覚は、やっぱりすんなりと自分の内側に入り込んでくる。実存。実存。自分の存在を創るのは自分。自分の為すべきこと、為すべきでないこと。そうした全てを自分が創り上げる。「選びたまえ。君は自由だ。つまり創りたまえ」ああ。そうだ。死ぬまで自由に自分を創りあげなければならない呪いにかかっていたことを忘れていた。2019/03/05
あんちゃん🐳
20
同僚が持っているのを見つけ、「サルトル?!」と驚いたら「さらっと読めますよ」と貸してくれた。確かに平易な言葉で、実例を挟みながらの説明はさらっと読める。でもこの教えを自分のものとするには、相応の時間と勉強が必要だろう。ハッとさせられることもあれば、頭をかしげることも。今回は人間の「実存は本質に先立つ」になるほどと思い、「良いことも悪いことも言葉にすることで実在させる」の意味や価値を知った。自分の生き方を決めるのも、責任を負うのも自分自身。シンプルだが、そこに行き着くまでの思考や手だてがなかなかおもしろい。2019/04/08
アキ
18
とっても勇気をもらえる本。啓発本といえばそれまでだが、「実存は本質に先立つ」「即自存在と対自存在」「投企する」「脱自」それぞれの言葉が、今から人生を変えることができるんだよ、あなたは自由なんだよ、責任はあるけどね、と語りかけてくれるよう。人生の本質に直接働きかける。こんなクリアーカットに考えをまとめることができるなんて。自分を自分で作るんだ。毎日リセットし、新しい自分を求め、自分の「軸」を作り、毎日生まれ変わるためにもっともっと読書をしよう!(結論はいつも一緒。結局読書が好きってことよ。ムフフ)2018/08/16
葉月ねこ
11
自分自身どちらかと言うと懐古主義的な人間だと思うから、帯に書いてあった「過去はけしていい。」という台詞に惹かれて借りた。言われてみれば当たり前だが、過去を背負っていても特に大きなメリットはない。過去の栄光は、過去のものだし、トラウマがあろうがそれを引きずることで気力も時間も浪費してしまう。 哲学者って言われてみれば当たり前のことを論理的に教えてくれるから面白いなぁー。2019/05/14
happymade
6
人間は実存であり本質に先立つのだ。 自分の価値、生き方などのすべてを自らが選択し、本質を作っていく。それは自分の責任において。 なんと清々しい言葉なんだろう。当たり前のようだが、他人への承認欲求に振り回される自分がいる。 サルトルの思想を胸に今日もいく。2022/08/08
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