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内容説明
今、リーダー・マネジャーに求められる、生産性向上ための問題解決スキル
ゴール仮説から始める問題解決アプローチとは、いかなる問題に対してもまず、ゴールの初期的な仮説の立案からスタートし、検証すべきテーマを辿りながら最適解を導いていくというアプローチを指します。
「働き方改革」で労働時間短縮の中、問題解決の早期段階で、筋のよい「ゴール仮説」を作れるかどうかが、何にも増して問題解決の効果・効率を左右します。チーム個々バラバラに手探りでゴールを探すのではなく、
・最終的にどういう姿に持っていきたいのか
・どの程度のスピードとインパクトのある変革を狙うのか
・具体的にどういう姿になるか
といったゴールの姿をうっすらなりにも思い描くことで、メンバー全員のベクトルを合わせ、当初から全員の進むべき方向性、一人一人の作業の目的や意図をクリアにしながら仕事を進めることにより「考える時間」のロスを極小化できるのです。
本書では、「ゴール仮説」から始める問題解決アプローチの実践方法を、三つの要諦を中心に解説し、具体的な事例から「失敗と成功を分けた要因」まで言及します。
目次
第1章 なぜ、これまでのやり方では生産性が上がらないのか?
第2章 ゴール仮説から始める問題解決アプローチ
第3章 ゴール仮説と、真に答えるべき問題を明確にする
第4章 ゴール仮説の「筋のよさ」を意識する
第5章 全体像を「見える化」し、共有する
第6章 事例から学ぶ、失敗と成功を分けた要因
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yo
11
【全てはまず仮説を立てるところから】「どうしたら良いか」という解決策を検討するために、まず行うべきことは何か。問題の原因を探る? 外部環境を整理する? 否。「結論を出す」だ。というのがこの本。もちろん、何もリサーチしてない状態で正しい答えが出るわけではないので、あくまで仮説なんだけど、それを持っていることによって、確からしい答えに行き着くのための道筋を作ることができる。特段珍しい主張ではないんだけど、事例を含め、仮設がないとどうなるか、仮設が甘いとどうなるかを具体的に説明してくれているのでとても良い。2020/12/20
しばにゃん
3
案件の始動時点で、最終アウトプットイメージ(≒ゴール仮説)を持つメリットを説く。「調べていくうちにゴールは見えてくるだろう」というマインドは間違いとのことで、耳痛な話。予めゴール仮説及びゴール仮説の論拠となる個別仮説を構築し、提言の全体像をイメージすることで、効率的な知的生産を可能にする。仮説の深さで勝負出来るようになりたい。2021/08/14
静岡茶
3
何度も読み返したい。失敗事例が掲載されているのはありがたい2020/05/20
コービー
2
本書によると、プロジェクトを進めるときは『最初にゴールを決めて仮説と検証を行い、ゴール仮説を磨きあげていく』という手順で行うとよいのだそうです。また『まず問題の原因を調べてから解決策を考える』というのが大切なのだそうで、0秒思考の方法と似ているのかなと思いました。2021/01/23
ダイスケ
2
課題解決をするために、どのようにアプローチするかを書いた本です。筆者の経験をもとにして、失敗事例と成功事例が挙げられています。印象に残りやすいようにレイアウトの工夫をしています。2020/08/14