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内容説明
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第6回リブロ絵本大賞 第7位入賞!
第50回造本装幀コンクール 入賞! (日本印刷産業連合会会長賞受賞)
同じページで上下2つのストーリーが進行する、今までになかった斬新な絵本。
「赤い星」と「青い星」の人々は、それぞれ幸せに暮らしていました。
しかし、しだいに隣の星からくる匂いや煙が気になってきました。
幸せな生活を取り戻すために、どうすればいいの――?
親子で向かい合ってそれぞれの物語を読み、
そのあとひっくり返してもう1つのストーリーを読むという体験を通じて、
お互いの立場や主張について思いやり、考えることができる本です。
本書の紹介動画はこちら → https://www.youtube.com/watch?v=zHEAhloj2tM#t=45
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MI
99
本の上部と下部に分かれて、赤の国と青の国に分かれている。2人向かい合って読むことができる絵本。1人の場合はひっくり返して読むとお互いのことがわかる。2023/09/01
☆よいこ
77
絵本。戦争関連本▽「あかいほし」に住む人たちは活動的。元気の源はよく食べることで、ひのタネを育てるとホネつきにくが生えてきて大きな火で焼いて食べる。だけど最近、隣の「あおいほし」からへんな匂いが流れてきて食欲がなくなる。子どもたちに食べさせるためにもっと火をもやさなきゃ。▽「あおいおし」に住む人たちは本を読むのが大好きで海の水からゼリーを作って食べる。だけど最近隣の「あかいほし」からの煙で海が汚れてしまった。子どもたちを元気づけようと水花火をあげる▽なぜ隣の星は意地悪ばかりしてくるの?なにが「正しい」のか2023/02/06
はな
23
図書館本。2つの国の物語。それぞれの国の言い分を読んでいると見方がちょこっと変わるだけで受け取り方が変わってしまう。普段の生活の中で片側から見て判断していることが多いなぁと反省。娘にも柔軟な考えをしてもらいたいのでこの絵本はいいと思いました。2015/07/30
七草
20
本の上下さかさまに別々のストーリーが同時進行に書かれていて、絵もさかさまで、2人で向かい合って読むこともできる。火の国と水の国は寄りそうように近くにあって、両国の間にある星のめぐみを受けている。火の国にとっては笑顔の神さま、水の国にとっては知識のライオンとして。対照的な両国。どちらも恩恵を欲張ったせいで、とうとう争いが起こり、悪い病気がはやって、みんな倒れてしまう。解決しないまま、問題提起で終わる。協調性やバランス感覚を戒めた絵本。足利学校の有坐の器を連想した。2024/11/17
みさどん
19
宇宙戦争、植民地、奴隷制、民族紛争などは、このような理解しあわない二つが争うものなのだろうな。いやすべての戦争がか。それぞれ突き詰めると穏やかに幸せに暮らしたいというのが本来の思いであるはずだもの。子どもに考えさせるのにいいと思う。ライオンや人に見える守り神の逆さ絵の使い方が見事だった。2024/07/28