集英社新書<br> 国権と民権 人物で読み解く 平成「自民党」30年史

個数:1
紙書籍版価格
¥902
  • 電子書籍
  • Reader

集英社新書
国権と民権 人物で読み解く 平成「自民党」30年史

  • ISBN:9784087210491

ファイル: /

内容説明

「安倍一強」により分断され、混迷を極める日本の政治情勢。排他的で、反知性的ともいえる自民党政治を解きほぐすのに、もはや「保守とリベラル」などというレッテル貼りは用をなさないだろう。いま本当に必要なのは、より深い歴史性と日本の政治風土を孕んだ「国権と民権」という概念ではないだろうか。長年、朝日新聞の政治記者として厳しい政治の現場に立ち会ってきた政治コラムニスト・早野透と、国権の横暴に異を唱え続ける評論家・佐高信という、政界の裏表を知り尽す二人が、国家と民衆が真摯に対峙した自由民権運動以来の日本政治の本質に立ち返り、民権派が次第に零落し、国権派に牛耳られた平成「自民党」政治の30年を顧みる。自民党内で民権意識のあった加藤紘一を筆頭に、小沢一郎、田中秀征、山崎拓らが目指し、果たし得なかったものとは何か。安倍自民の「暴政」を乗り越え、民権派を再生することは可能か。二人の対論から、そのヒントを探る。 【目次】まえがき 佐高 信/第一章 加藤紘一の死/第二章 民権派の人間観/第三章 田中秀征の「民権思想」/第四章 山崎 拓の「国権的民権」/第五章 小沢一郎の「革命」/第六章 民とは誰か?/あとがき 早野 透

目次

まえがき 佐高 信
第一章 加藤紘一の死
第二章 民権派の人間観
第三章 田中秀征の「民権思想」
第四章 山崎 拓の「国権的民権」
第五章 小沢一郎の「革命」
第六章 民とは誰か?
あとがき 早野 透

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

代理

1
今更としか言いようがない加藤紘一再評価。加藤の乱は思想的行動というより、総理に成りたいだけだと思う。与党と野党という垣根を意識していないYKKと辻元達の交流は微笑ましいとも言えるが馴れ合いとも見える。どうしても小沢を『東北人の怨念』として解釈したい佐高氏には辟易。早野氏のマンガ論がすごく、読みたい。2018/11/04

コウイチロウ

1
加藤紘一から土井たか子まで、かつての政治家たちが当時何を考えていたかを紐解いています。今の政権に繋がる話を対談形式で語っており、サクサクと読めます。2018/10/25

はち

0
加藤、山択、小沢、今までの知らない面が語られていて、意外なところもあり。早野氏のツッコミが程よく戻してくれていいですね。サクサク読めます。2019/06/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13117176
  • ご注意事項