マツダの魂 不屈の男 松田恒次

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マツダの魂 不屈の男 松田恒次

  • 著者名:中村尚樹
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 草思社(2018/10発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794223388

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内容説明

2020年に創業100周年を迎えるマツダは、スカイアクティブなど優れた技術開発で高い評価を得ているが、現在のマツダの基礎を築いたのは、(当時は東洋工業)三代目社長・松田恒次(1895~1970)である。
若くして片脚を切断、広島への原爆投下の惨劇をも乗り越え、戦後は三輪から四輪車メーカーに躍進、一時は生産台数でトヨタ・日産を抑えて日本一となる。br>さらに誰もが反対したロータリーエンジンに命運を賭け、見事に成功して世界中の注目を集める。
他のどのメーカーとも違う自動車会社マツダの「魂」を生み出したのはまぎれもなく松田恒次だった。
不屈の名経営者の激動の全生涯を追った初めての本格評伝。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

幹事検定1級

23
マツダ3代目社長を描いた人物伝。ロータリーエンジンと日本のニッチな自動車メーカーとしての礎を築いた松田常次元社長。現在はスカイアクティブエンジンによって再びマツダブームであるが、再び新たな次元のロータリーエンジンによって世界の独創的な自動車メーカーとして確固たる地位を築いてほしい、マツダファンとしての願いです。(図書館本)2019/06/28

おはなし会 芽ぶっく 

5
マツダのテストコースが町内にあり、マツダの会もあるわが町。本社のある広島市との交流もあります。マツダの車に乗っている町民も多いかも?(笑)車の事にはあまり興味が無かったのですが、せっかくですから読んでみました。なんでもそうですが開発するって大変な努力と根気がいりますね。ロータリーエンジン?何それ?構造の説明?とあたふたしながら読み進めていたら、マツダの歴史的なお話で安心しました(笑)2019/01/05

Tomonori Yonezawa

2
【県立図書館】2018年6月1刷。雑誌ニューモデルマガジンXの連載を加筆したもので、マツダ三代目社長の松田恒次の評伝。▼全10章、みんなが知ってるロータリー話以降は5章から、それ以前の2章オート3輪も有名。この本に興味を持たれる方なら、知らない話は4章分程度かな。▼さて感想なのだが…面白く読んだが、あまり芳しくない。参考文献・資料でも社史を多く使ってる。読んでても「そうだろうな」と感じる。それなら、社史ではダメだったのか?と思える位、社史みたいな本である。▼それだけ松田恒次の影響が大きい会社なのだろうな。2021/03/29

万谷 祭(よろずやまつり)

2
松田恒次の惜しまれるところは、後継者育成に失敗した事だ。息子は経営に失敗し、松田家は現在マツダに関わっていない。 しかし、松田恒次は亡くなった後もマツダを支えているように思う。残したものは、ロータリーエンジンだけではない。 踏み間違い防止のためのオルガン式アクセルペダルは、左足を失った恒次の人に優しい車作りが現代にも生きている証拠ではないだろうか。国内生産第一の姿勢も、広島の事を第一に考えていた恒次の精神が生きているからだろう。 精神や姿勢という無形の遺産を残せた松田恒次は、稀代の経営者だ。2019/03/08

YUJIRO

2
マツダがロータリーエンジンを開発した当時の社長である松田恒次氏の伝記。ロータリーエンジンのみに焦点を当てるだけでなく、マツダの歴史、恒次氏の人柄やエピソードを幅広く紹介する。2019/01/31

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