内容説明
2020年NHK大河ドラマ主人公・明智光秀の、謎だらけの「前半生」と「系譜・出自」が初めて解明され、本能寺の変のすべてが明らかになる!光秀の末裔、執念の歴史捜査ついに完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猫ぴょん
19
今なお謎の多い明智光秀は戦国武将の中でも好きなひとりなんだけど。 今まで史実だと思っていたことがことごとく「違う」と言うことにビックリ。 江戸時代の「明智軍記」の罪は深いなー。 いつの間にか捻じ曲げられて人々の記憶に刷り込まれて行く・・・・・。 う~ん(-_-)今チラチラ見てる大河もなんか違う・・・・・。 歴史って興味深いね! 2020/02/17
なつみかん
12
〝明智光秀〟文字としてイイ!僕には格好良くて好きなんだ。光秀その人の実像は禿げていて金柑頭と言われるが、僕の脳内ビジュアルは結構なロマンスグレーの男前でいる。垣根涼介さんの「光秀の定理」から「信長の定理」と追いかけてきて、これまでたどり着いたんだ。全部まとめて面白い。2020/06/09
Makoto Yamamoto
11
著者の作品3作目。 一般的に信じられている光秀ストリーを主に一次証拠を積み上げ、推論を組み立てていく方式が興味深い。この方式で不明とされていた光秀への系図を含めて前半生が見えてくるいい作品だと思う。 光秀を怨念だけで突如行動する軽い武将ではなく、シッカリした考えの元行動する武将であったことは証明されていると思う。これは先祖を貶めたくないとする強い思いからきているのだろう。 一貫して主張している本能寺の変の裏考察をいつも興味深きく読ませてもらっている。 来年の大河ドラマが主張の一部を取り入れたら面白い。 2019/10/17
KAN
10
著者の本は文庫本に続き2冊目。最新刊らしい。「歴史捜査」という手法は従来の歴史学からは異端的に見えるらしく、一部では「歴史修正主義者」のような批判を受けているようで、本書でもそううかがえる記述があるが、先入観抜きに読めば、納得のいく手法であり、光秀の本当の姿が見えてくる。ここのところ、本能寺の変にまつわる読書を集中的にしているが、読めば読むほど、秀吉~家康、という勝者が徹底的に信長、光秀の姿をゆがめて遺してしまっているという事を痛感する。戦国武将も今の私達と同じく家族と子孫の幸せを思う「人間」なのだ。2018/12/08
いつかはビーエム
8
本能寺の変は日本の歴史の中でも不明な事柄が多くいまだに分からない事が沢山あってとてもミステリアスな出来事なのだそうです。沢山の資料をひも解いて解明して信憑性を高めて事実に近くなっていく。が、それすらも本当にあった事の証明には為らない。歴史はそこを楽しめるかどうか。一読者で良かった、本能寺の変を楽しんで読んでます。 来年はNHK大河ドラマも明智光秀が主人公と聞く。楽しみですね。小生の好きな武将です。2019/01/24