新潮文庫 心が安らぐ145種 旅先で出会う花ポケット図鑑（新潮文庫）

著者名：増村征夫【著】

新潮社（2018/10発売）

• ISBN：9784101061269

内容説明

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花に感じ入るのはそのいさぎよさである。時期が来れば咲き、時節が去れば散ってゆく。そんな姿を求めて、早春、他の植物が地中で眠っている時に咲く花に会いに行き、陽春から秋には海辺と高山を行き来する。晩秋から冬は信州に住む地の利を生かし、野山や高原へと向かう……。半世紀に亘り花を追い続けてきた著者が50の探索コースを極上のエッセイと写真で解説する花紀行、渾身の最終作！　※当電子版は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。ご了承ください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[新地学@児童書病発動中]

著者が旅先で出会った本を美しい写真と共に紹介。華麗な花よりもひっそりとしたたたずまいを持つ、可憐な花が多かった。新緑の中に、控えめに清楚な白い花を咲かせるヤマシャクヤクなど地味な花に光を当てる著者の紹介の仕方に、好感が持てる。友達か恋人に会うように、花のところへ足を運ぶ著者が、微笑ましかった。花も独自の想いを持っていて、人間との出会いを喜んでいるのかもしれない。

2018/07/11

[kaz]

それぞれの写真はとてもきれいなのだが、小さいのが難。花に関する解説は仕方が無いにしても、エッセイ的な部分をもう少し抑えて、写真を大きくしてくれた方が嬉しい。

2018/06/12