ブルーバックス<br> 日本列島の下では何が起きているのか 列島誕生から地震・火山噴火のメカニズムまで

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紙書籍版価格 ¥1,210
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ブルーバックス
日本列島の下では何が起きているのか 列島誕生から地震・火山噴火のメカニズムまで

  • 著者名:中島淳一【著】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 講談社(2018/10発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065135211

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内容説明

日本列島はつねに火山と地震の活動に見舞われてきた。私たちが地表で観察する数々の地学現象は、地球深部で起こる「何か」に由来する。地球科学者はその「何か」を特定すべく努力を続けてきた。列島の地学現象のすべてが、「水」によって結びつくことが明らかにされつつある。日本のトップランナーが、現代地球科学の基礎となるプレートテクトニクスから、最新の成果である地球内部の水の動きまでを徹底的に解説する。

目次

プロローグ 沈み込み帯に生まれて――変動し続ける日本列島
第1章 プレートテクトニクス入門――地球を理解するための第一歩
第2章 地球内部を視る方法――地球の大構造とプレートの運動
第3章 日本列島ができるまで
第4章 日本列島の下には何があるか?
第5章 プレートの沈み込みと水
第6章 プレート収束境界で何が起こっているか?
第7章 沈み込むプレート内で何が起こっているか?
第8章 火山の下で何が起こっているか?
第9章 内陸地殻で何が起こっているか?
第10章 関東地方の地下で何が起こっているか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

40
水の果たすマグマやプレートテクトニクスでの役割の大きさに驚いた。せいぜい水蒸気爆発で威力を示す……程度が吾輩の理解だった。水は、水素イオンとHOイオンとに分離して岩石などに成分として含まれ、鬼子のような働きを為す。日本は幾つものプレートが集積し、沈み込み、あるいは乗り上げている。プレート同士の複雑な関りが火山や地震という形になって現れる。太平洋側(に限らないが)では、いよいよ津波を伴う巨大地震が迫っている。関東沿岸にはしばしば津波が襲ってきた。地震の予測ができない以上、人の備えが大事と認識させられた。2019/07/02

まーくん

38
「フォッサマグナ」のように表題にインパクトは無いが、ブルーバックスの地球科学書の中では出色(個人的感想ですが)。主に地震学の知見から日本列島の地下を解き明かしてくれる。最新かつやや専門的な事柄(低周波地震とか)も取り込みつつも、非常にわかり易かった。プレートテクトニクス以前の教育を受けた者にとっては、いろいろ腑に落ちなかった事がこのように解釈されるのかと納得しきり。関東地方の地下における太平洋プレートとフィリピン海プレートの相互関係、新潟ー神戸ひずみ集中帯の根拠、二列の火山帯(那須・鳥海)の意味等々。2018/10/30

禿童子

36
プレートテクトニクスの最新知見が盛り込まれ、やや専門的な内容が多い。プレート沈み込みによるマグマの生成と火山フロントの関係は明瞭だが、地震発生パターンは自分の住む関東地方の場合は6通りと複雑!千葉県東方沖地震の再来期間は約60年?フィリピン海プレートがその下の太平洋プレートからの水分を含んで蛇紋岩化する境界が震源とか。プレート内地震の場合、プレートからの応力によって地殻深部(高温)の塑性変形が進む結果溜っていくひずみが地殻浅部(低温)の破壊強度を越えると脆性破壊が生じて断層が動いて地震が発生する。2019/04/24

石油監査人

18
著者は、東北大学地震・噴火予知研究センターの助教です。この本では、日本列島の下で起こっているプレートの移動に関する最新研究を解説しています。海洋プレートの含水化という現象を中心に、地震や火山活動と水との関係が詳しく説明されていて、中でも、プレート境界の断層内の水圧の急上昇が、東北地方太平洋沖地震のような巨大地震を引き起こす契機になるという説は、とても興味深かったです。ただ、アスペリティやアウターライズ、モホ面といった専門用語が多いので、一般向けとしては、ややハードルが高い内容だと思います。2021/05/09

かつきち

8
同じくブルーバックスの「フォッサマグナ」が面白かったのと日経サイエンスのお薦めだったので。 フォッサマグナの特異性を知った後でなお驚く日本列島の下の特異性。3つのプレートが重なり、そのプレートそれぞれの変質(圧力(ひずみ)・温度・水)、方向、厚さが複雑に入り込んで列島の地下構造や火山組成を作り出している。最近叩かれる「日本凄い!」だが、これは掛け値無しで「日本凄い!」だ(地下構造)。 プレート岩盤の構造と変質の仕組みをこれでもかと丁寧に描写してくれているので、やや難しい内容もあるが判りやすく興味深かった。2019/02/02

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