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内容説明
これまで伝えられてきた「別班」に関し、精緻な取材によって新たに判明した情報を提示するとともに、これまで明かされてこなかった海外活動の実態をレポート。ベールに包まれていた秘密情報部隊「別班」の深層に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鉄之助
234
TVドラマ『VIVANT』の面白さにつられ、「別班」の正体が知りたくて読んでみた。著者は共同通信社の自衛隊担当記者。5年がかりで関係者50人から証言を集め「闇組織」の解明に挑む。石井記者の取材過程がリアルに再現されドラマ以上にドラマチックだった。日本の旧陸軍の手法が踏襲されていたりアメリカ軍の思惑が入っていたり…。「首相や防衛大臣にすら報告されていない」という現実が怖ろしい。2023/09/10
えちぜんや よーた
89
秘密情報部隊が存在すると、文民統制から外れて国権の最高権力である議会にも情報が情報共有されないことが分かった。たとえ孤立無援でも政府の広報部隊(日本の大手マスメディア)による御用会見で周囲を凍らせる筆者の質問力とギリギリの取材力に脱帽。2020/02/21
佐藤(Sato19601027)
74
日曜劇場「VIVANT」で初めて「別班」という言葉を知った人も多いのではないだろうか。「別班」は2013年の共同通信社の配信記事に記載された陸上自衛隊の秘密情報部隊の名前。筆者は防衛問題ジャーナリストで、長期間に亘って別班を取材してきた。この本はその取材活動を明らかにしたもので、文民統制を逸脱する行為に対する危機感と特定秘密保護法による報道の自由や国民の知る権利が損なわれる危険性に警笛を鳴らす目的で執筆された。我々は、ただ幸せに暮らしたいだけなのに、その裏で必死に戦っている人々を想像するのは難しい問題だ。2023/08/14
AICHAN
56
図書館本。一昨年12月に予約してようやく手に取った。自衛隊には米国のCIAのような諜報活動をする別班(陸上幕僚監部運用支援情報部別班)という組織が東西冷戦時代から存在するという。CIAなどと違うのは、その存在が日本政府にも知られていないことだ。したがって別班はシビリアンコントロールを受けない。いわば、戦時中の関東軍のようなやりたい放題の組織なのだ。この秘密組織の正体に迫ろうと長年取材してきた共同通信社記者の報告。特定秘密保護法が成立し、また集団的自衛権が行使できるようになっている今、非常に危険な存在である2020/02/01
てつのすけ
46
本書の題名から、どのような内容かと興味を抱いたが、期待外れであった。 その理由として、本書を執筆するに当たり、いかに大変だったかという記述が多すぎることである。 しかも、秘密情報組織「別班」の正体と、副題があるが、何ら正体が暴かれていなかった。 何かもやもやした感じがする内容であった。2019/07/07
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