内容説明
やっと出会えたはずの高級官僚の男は、新幹線爆破テロの発生直後から様子がおかしくなる。怪しんだ彼女が警察に通報すると、待っていたのは自分自身の逮捕だった。木内一裕10作目は、完全エンターテインメント大作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
射手座の天使あきちゃん
190
【ハヅキルーペのCMをイメージして】 世の中のミステリーはありきたり過ぎて読めなーい❕ でもこの本を読むと世界が変わる、思わず笑っちゃうんです。 長時間読んでも飽きないんです。 ちょっと読んでみて下さいね。表紙のイラストも手書きなんです。 わーぉ♪ このクォリティ、さすがはメイド・イン・ジャパン❕。 水嶋亜希だーいすき♡ 続編希望です(笑)。2018/11/10
のり
168
嘘も方便と言うが、言葉巧みに自分のペースに引き込む能力?を持つ編集者の「亜希」。ある出来事で運命的な出会い?をはたした相手が、テロ事件を境に奇怪な行動に…エリートなのに、やる事が杜撰過ぎる悪党。こういう奴が国の中枢に絡んでいるのが怖い。一連の事件に巻き込まれた「八郎兵衛」の生い立ちも同情するが、亜希とのコンビは中々良かった。それにしても表紙が著者の直筆画とは驚き。上手すぎる~。2020/06/12
ぴよこ
135
何これ!めちゃくちゃ面白かった!木内一裕先生サイコー!何度も声に出して笑う場面あり、ハラハラあり、まあ、先の展開こうなんかなぁという具合ではあったが、自分はかなり 楽しく読めました!2018/11/05
chiru
130
わがままな作家の要求を、巧みな嘘でかわすハイスペックな女編集者、亜希。出会ったばかりのイケメン警察官僚の発した“一言”が導火線に火をつけ、爆弾テロへと燃え移っていく。ここからが亜希の本領発揮の連続打。容疑者にされた彼女は、洞察力と話術を駆使して取り調べの舵を奪い取り、警官を手玉にとってしまうし、亜希と少年を拉致した悪者まで味方につけ、事件の誘導を謀る。だけど、少年を守る亜希の決意に、一点の偽りもないところが好き。ユーモアとスリルの両方を兼ね備えた傑作でした♪ ★4.52019/07/13
shincha
127
いや~何という怒涛の展開、特に最終局面での展開は、自分の想像を超えて、まさに大どんでん返し~!(わかる人にはわかる…)主人公の亜希は、雑誌編集社で働くが、くせの強い作家を担当しながら、くそ上司たちに囲まれながら、持ち前の頭の回転の良さで対応している。そんな亜希の前に現れたハンサムで高学歴で国家公務員の男・待田。この待田が実は、どうしようもないクソな奴で、亜希は、この男の罠にハマっていく、そこに色々なキャラの登場人物が絡み…そんな名前の分野があるのかわからないが、この作品は、まさにサスペンスコメディでした。2021/04/14