内容説明
虚弱体質の療養のため、小学校卒業までを過ごした亡き祖母宅を訪れた嘉月は『思い出帖』という不思議な帖面を持つ三尾の狐のあやかし・仙狐と出会った。
仙狐は記憶を喰うあやかしで、喰われた記憶は忘れられ『思い出帖』に描かれるという。
親友を思い出せないことに気づいた嘉月は記憶を取り返そうとするが、仙狐が喰うのは「どうしても忘れたい」と願われた“辛い記憶”だけ。
嘉月が失った記憶には親友の秘密と仙狐の犠牲が隠されていて……。
懐かしさと切なさが胸を締めつける、あやかし郷愁譚。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あゆみ
30
★★★★☆ 表紙に惹かれて購入。病弱で天然でも意思は強い嘉月と、口は悪くても嘉月を守るツンデレな式神仙狐の冬青のやり取りがおもしろい。2018/11/07
よっしー
16
図書館で見かけた1冊。設定としては面白かったのですが、話が少し駆け足で分かりにくい部分があったまま進んでいった印象です。最後は「そよご」との関係も分かり、明るい未来が待っているのかなという感じで終わったのが良かったです。2021/07/23
なつ
12
なんとなく雰囲気が夏目友人帳に似てる気がした。でもこれはこれで面白かった。2019/10/17
みやち🐹
9
表紙買い。設定は好きで記憶を失いながらもどこか朗らかでいて、垣間見えるダークな面もある。ほど良いバランスで読みやすかったのですが真実が分かってからの展開が早く感じました。もう少し、欲を言えば次巻で過去の真実がわかっても良かったような気がします。軽く、狐や妖怪が出てくる話が読みたいときにはお世話になれる、そんな一冊でした。【2019年読み納め】2019/12/31
うさぎや
8
病弱すぎる青年と祖母の式神と名乗る狐が喪われた記憶をめぐってどたばたしたりしなかったり。微妙にズレたふたりの関係がいい。2018/10/21
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