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内容説明
メジャーリーグで主流の評価指標である「WAR」の数値に、著者独特のポイントを組み合わせ、伝説の名選手たちの成績をできる限り客観的に評価。野手部門は守備・走塁面ももちろん考慮に入れる。果たしてイチローは外野手で第何位にランクされるのか? また投手は期間を五つに区切ってエースを選出。セットアッパー、クローザーも計5人選ばれた。上原の13年度成績の歴史的な凄さや、ダルビッシュの新人時の活躍も取り上げる。おまけに「ワールドシリーズのベストナイン」も選定。松井秀喜は指名打者の有力候補になるだろう。ルー・ゲーリッグの引退時の感動的なスピーチ、ウィリー・メイズによる歴史的な外野守備「ザ・キャッチ」、511勝をあげたサイ・ヤングの特徴など、野球ファン必読のトピックスも満載。膨大なデータと無数のドラマのエッセンスを抽出、メジャーリーグ入門としても楽しめる力作である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おくりゆう
10
同著者の「プロ野球 最強のベストナイン」のメジャー版。膨大な数字の調査から可能な限り客観的にメジャーのベストナインを選出する試みは面白く、その仕事ぶりに感心してしまいます。また、メジャーの歴史を学ぶことができ、(日本人選手の位置付けにも気を配ってあり、)興味深かったです。2013/12/23
6だ
3
近年のMLB関連報道の(質の伴わない)水増し的な多さに、シスラーやコリンズ、ワグナー、ロビンソン等ニュースで名前が出たりした往年の名選手達はどれ位凄い選手だったんだろう?とか思った人向けな感じ。WAR等の数値&独自集計によるポイント化、さらに当時の状況説明等でその手の疑問にはある程度判り易く応えている。MLBは記録の集計がきっちりされてるのでこういう書き方もできるのだろうが、ちょっと恣意的な集計や選出(中継ぎ投手やWSベストナイン等)もされてる。まあ「日本人が書いたMLB本」なので仕方ない部分ではあるが。2014/05/30
orangepelican
2
MLBの歴代の名選手たちについて、様々な記録に基づいて比較し、最強メンバーを選ぶという内容。名前だけは聞いたことあるような名選手たちが、どのような特徴をもった選手であったかということを日本語で読めるところが貴重かな。こういうのをネタに野球談議を楽しみたい。2014/07/22
スプリント
2
様々な数値から分析してベストナインを選定しています。日本でも知名度のある選手もいればそれほど知れ渡っていない選手いたりするのがデータ分析の面白さですね。2013年にドラフトでヤンキースに入団した加藤選手が将来ベストナインにノミネートされる活躍を見せてくれることを願って止みません。2014/01/17
Yanabod
2
メジャーリーグの歴代選手を数値化してベストナインを選び出す最新刊。 表面的な人気に捉われず現役の成績を基に評価れているので面白いです。 また、日本人選手についても客観的な評価がされていてメジャーリーグをより知りたい人にもお勧めの本です。2014/01/03