文春文庫<br> 池波正太郎と七人の作家 蘇える鬼平犯科帳

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文春文庫
池波正太郎と七人の作家 蘇える鬼平犯科帳

  • ISBN:9784167911607

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内容説明

永遠のヒーロー「鬼平」再来! 人気作家7名が、伝説の男に新たなる命を吹き込みます。

池波正太郎が長谷川平蔵を主人にした短篇小説「浅草・御厨河岸」を書いたのは、昭和42(1967)年のこと。
オール讀物12月号に掲載されたその短篇は大きな反響を呼び、「鬼平犯科帳」としての連載が始まりました。
「鬼平」誕生50周年を迎えた2017年。この記念すべき年に、7人の作家が「鬼平」へ新たな命を吹き込みます。

逢坂剛は「逢坂・平蔵シリーズ」の特別版、上田秀人は武家という官僚社会で生きる平蔵の立場を、諸田玲子は妖盗・葵小僧と鬼平の再対決、風野真知雄は人気シリーズ「耳袋秘帖」鬼平版。
門井慶喜が木村忠吾の食欲の夏を描けば、土橋章宏は平蔵と料理人の味対決、梶よう子は史実の長谷川平蔵に迫ります。これらの短篇に加え、池波正太郎が自らベスト5に選んだ鬼平作品の中から「瓶割り小僧」を特別収録。

各作品に池波正太郎のカット画を使用した、豪華な競作短編集をお楽しみください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

173
あれ・・あれ?どこかで読んだ気がする。そうだ!単行本で読んでいたんだ(汗)このカバーに騙されちゃった私。でも、いい。何度でも楽しめる。『鬼平』は永久不滅です。2020/03/08

優希

51
『鬼兵犯科帳』を題材にしたアンソロジーです。様々な角度から鬼平が語られていて面白かったです。2023/03/17

けやき

47
7人の作家による鬼平こと長谷川平蔵を描いたアンソロジー。池波正太郎の「瓶割り小僧」も納められてます。諸田玲子の「最後の女」と土橋章宏の「隠し味」がよかった。本家は別格としてねw2020/07/12

アリス

34
池波正太郎と七人の作家。長谷川平蔵をいろんな視点から描いている。作中に出てくる〈鈴木越後〉の羊羮が気になり検索したり逢坂剛の父親が「鬼平犯科帳」の挿絵を描いていたとか本文と離れた事でほぉ~と思わされた。締めは池波正太郎の鬼平でばっちり決めてくれる!2019/01/19

タツ フカガワ

15
人気シリーズの鬼平を7人の作家が書くアンソロジー。お馴染みのキャラクターをみなさんどう描き分けるか。印象的だったのは諸田玲子「最後の女」と梶よう子「石灯籠」。しかし最後に掲載される本家の「瓶割り小僧」を読むと、やっぱりこれだろう、とむさぼり読んでいたころを思い出しました。それにしてもこの企画、他でも出来ないものだろうか。2018/10/18

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