大江健三郎全小説 第5巻

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大江健三郎全小説 第5巻

  • 著者名:大江健三郎【著】
  • 価格 ¥5,115(本体¥4,650)
  • 講談社(2018/10発売)
  • ポイント 46pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065090039

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内容説明

障害者の息子との共生を描く作品群。「ぼくはすでに自分の言葉の世界にすみこんでいる様ざまな主題に、あらためて最も基本的なヤスリをかけようとした。すなわち、個人的な日常生活の癌のように芽ばえた異常を核にして、そのまわりに、欺瞞と正統、逃亡することと残りつづけること、みずからの死と他者の死、人間的な性と反・人間的な性というような命題を結晶させ、再検討することを願ったのである」(著者・『個人的な体験』)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nobuko Hashimoto

24
「新しい人よ眼ざめよ」のみ読了。別の連作短編「静かな生活」に、先日観たタルコフスキーの映画「ストーカー」について書かれている文章があると知って読んでみた。意外にもとらえ方や文体が合うと感じ、私小説系をもう少し読みたくなって、たまたま夫氏が読んでいたこちらの本に手を出す。「新しい人よ~」は、脳に障害がある長男が20歳になる節目に、彼との「共生」の日々を振り返るもの。大江氏が大学入学直後に知って衝撃を受けたウィリアム・ブレイクの詩と、幼少期からの忘れえない出来事とを重ね合わせながら、思索していく。(つづく)2021/09/27

ブルーツ・リー

6
大江健三郎の、初期の「私小説」とも呼ばれる作品集。 それまでの私小説が、自分の事を滑稽に、笑いものにするようなものが多かった中で、知性的な物語による、フィクションもだいぶ混じる、新しい私小説の形を作り上げた時期の作品が並ぶ。 小説を書く時に、露悪的に書く事は割合簡単なのだが、露悪的どこか、作者自身が「悪」そのものだと捉えられかねない描写は、本当に勇気の要る事だし、小説に対して、よっぽどの覚悟が無いとできない事。 私小説で、嬰児殺しを考えていたと勘違いされてもおかしくない内容を書くのは、よっぽどの事である。2021/08/16

riko

2
空の怪物アグイー★★★★★2023/11/05

Taku Kawaguchi

1
やはり読むとへとへてとになる。 自分の子供の話ばかりなんだなあ。2020/10/09

Taku Kawaguchi

1
やはり読むとへとへてとになる。 自分の子供の話ばかりなんだなあ。2020/10/09

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