岩波新書<br> 異端の時代 - 正統のかたちを求めて

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岩波新書
異端の時代 - 正統のかたちを求めて

  • 著者名:森本あんり
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 岩波書店(2018/10発売)
  • 夏至&父の日!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~6/21)
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  • ISBN:9784004317326

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内容説明

世界に蔓延するポピュリズム.はたしてそれは民主主義の異端なのか? 古代中世の神学史,丸山眞男らの議論を手がかりに,宗教・政治・文化に通底する「異端発生のメカニズム」を解き明かし,混迷する時代の深層に迫る.著者が十年来抱えたテーマがここに結実,「異端好みの日本人」に,現代の「正統」の所在を問いかける――

目次

目  次

 序 章 正統の腐蝕──現代世界に共通の問いかけ
  1 変質する政党政治
  2 反知性主義の行方

 第一章 「異端好み」の日本人──丸山眞男を読む
  1 「l正統」と「o正統」
  2 異なる価値秩序の併存
  3 日本的な「片隅異端」
  4 未完に終わった正統論

 第二章 正典が正統を作るのか
  1 宗教学の諸前提
  2 書物になる前の聖書
  3 正典化の基準
  4 異端が正典を作る
  5 歴史の審判

 第三章 教義が正統を定めるのか
  1 ハルナックの困惑
  2 正典から教義へ
  3 「どこでも、いつでも、誰にでも」
  4 根本教義なら正統を定義できるか
  5 始源も本質を定義しない
  6 「祈りの法」と「信仰の法」

 第四章 聖職者たちが正統を担うのか
  1 「地の黙した人々」に聞く
  2 厳格な性倫理という誤解
  3 オリゲネスの後悔
  4 高貴なる異端
  5 凡俗なる正統

 第五章 異端の分類学──発生のメカニズムを追う
  1 正統の存在論
  2 現代民主主義の酩酊
  3 異端発生のメカニズム
  4 分派・異端・異教

 第六章 異端の熱力学──中世神学を手がかりに
  1 社会主義体制との比較
  2 ドナティストの潔癖
  3 秘跡論から見る正統
  4 丸山の誤解
  5 改革の熱情

 第七章 形なきものに形を与える──正統の輪郭
  1 絵の本質は額縁にあり
  2 異端排斥文の定式
  3 制約による自由
  4 「複数可算名詞」としての自由
  5 正統の受肉

 第八章 退屈な組織と煌めく個人──精神史の伏流
  1 個人の経験が判断の基準に
  2 自己表現の至高性
  3 普遍化する異端
  4 個人主義的宗教の煌めき
  5 反骨性のアイコン
  6 今日もっともありふれた宗教形態
  7 個人主義的宗教の特徴

 終 章 今日の正統と異端のかたち
  1 民主主義とポピュリズム
  2 正統性を堪能する人びと
  3 信憑性構造としての正統
  4 真正の異端を求めて
   引用文献/参考文献
   あとがき

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