デジタル・エイプ - テクノロジーは人間をこう変えていく

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デジタル・エイプ - テクノロジーは人間をこう変えていく

  • ISBN:9784295402251

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内容説明

「私たちが新たな道具をつくったのではない。新たな道具が私たちをつくり出したのだ」

デジタル機器によって、人間はどう変わっていくのか?
AI、ロボット、スマホ、ウェブ、生物学、哲学、歴史、経済学……オックスフォード大学教授を務める英国トップクラスの人工知能研究者らが、膨大な知見から描き出す!

▼最高峰の研究者らが挑む「知」の冒険▼

生まれたときから検索ツールに囲まれている世代にとって必要なスキルは、それ以前の世代とはまったく違う。
これまで最重要だとされてきた「記憶力」の意味は以前より薄くなり、IT機器が「外部の脳」のような役割を果たす。
人類の重要なサバイバルスキルのひとつだった「方向感覚」も備わっていない人間が増えていく。

そのような「デジタルなサル(デジタル・エイプ)」が多数派となり、テクノロジーがいっそう進化した時代。
そこには一体、どんな「問題」と「可能性」が存在するのか?
「世界最高峰の知性」が予測する、人類の未来。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いわにほ

25
デジタルが人類を変えていく✦デジタルな情報は公共財であるべき。GAFAにある個人情報は国家的国際的な資産とすべき。このままだと企業に支配されてしまう。✦様々なサービスに我々の個人情報が分散して管理されている。自分のデータは自分で管理する。市民と企業が対等になる世界を目指そう。2020/01/11

roughfractus02

8
所有からアクセスへという資本主義のIT化の流れは、一点集中という権力機構の組織化を拡散へ転回させたかに見えるが、システム開発するグローバル企業に移行しただけである点を著者たちは指摘する。一方、体毛を捨てた代わりにデジタル化能力を獲得した人類の歴史が、近年急速に変容した点を道具の環境化というユーザー観点で捉え直す本書は、ムーアの法則、ゲノム研究( CRISPRと遺伝子ドライブ)、ソーシャルマシン(Wiki)、ビッグデータの次に来る自己記述データのへ流れが個人情報に向かう点を示唆し、その危険性に警鐘を鳴らす。2019/11/07

anaggma

4
タイトルはキャッチーだが、内容は認知心理学周りのサーベイで、書きっぷりも保守的で読みやすい。 2019/01/05

K

3
AIが意識を獲得する日は当分来ないし、人間の仕事を根こそぎ奪い去ってしまうことも起こりえない。人間の持つ独創性は、今後も新たな仕事を生み出し続けるだろう デジタルなデータは、基本的に公共財とみなすべきである。同時に個人のプライバシーは尊重されなければならない。この2つのバランスをとることが、新しい時代の民主主義を実現するカギとなる 2019/02/12

☆ツイテル☆

2
フライヤー2022/02/24

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