ダリア文庫ｅ 天才外科医の憂鬱

著者名：春原いずみ【著】

ダリア文庫e（2018/10発売）

• ISBN：9784861345524

内容説明

オペ室に現れたのは、人形のように美しい夜叉だった――。働き盛りの外科医・矢代は大学病院から追い出され療養型の病院に移ってきた。落ち込む矢代だったが、そこで外科医長として紹介されたのは、憧れ続けてきた美貌の天才外科医・香野だった。優しげな雰囲気の香野に惹かれていく矢代。しかし、手術室で目にしたのは、無表情でメスを持ち、誰も必要とせずオペをする香野の姿で――！？　※本文にイラストは含まれていません

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ちびのすけ＠灯れ松明の火]

かなりツボでした！打ち捨てられた天才三人が集まる、いわゆる老人病院。そこにキラキラな手術室があって神業が発揮されるのが楽しくてワクワクしました。大型ワンコなのに昔は病弱で今も気が弱い矢代が可愛い。手術中になると夜叉に変貌する香野も美人でいいですね！続編希望です。

2012/09/02

[ミル婆]

BLには数多くいる天才外科医。わけあり超絶天才受けはともかく、その受けのパートナーの座を得るワンコ攻めもまた吻合・縫合技術の天賦の才を持つのがマニアックで面白い。手術や大学病院の内情など、医療ものならではの緊迫感が味わえる。半ば忘れてたけど、LOVEも相思相愛で読後感は甘くて満足。

2012/05/14

[しのぶ]

文章や描写が丁寧で綺麗。印象の良い作品。

2014/07/05

[たべもも]

★★★★★。初作家さん。面白かったです〜！手術シーンの臨場感溢れる表現は勿論、主役カプのキャラがイイ。萌えを感じました。攻めのわんこぶりも良いけど受けの掴みどころのない、それでいて直球を投げてくる所がたまりません！素敵なバカップルでした。

2014/08/23

[わにこ]

多重人格で天才医師の受けと、見た目ドーベルマンで中身チワワなワンコ攻め。ワンコが実は吻合に関しては芸術的なまでに凄腕で、天才であるがゆえにオペを全て一人でやってしまう受けを唯一手助け出来て、プライベートでも仕事でも一心同体な関係に萌えまくりました。受けが多重人格になった原因は辛いですが、それ以上に二人がラブラブなので苦労した受け様が幸せで良かった！ 騒動の解決がちょっと駆け足だったけれど、それを上回る萌えがあったので大満足です。脇役の二人のその後も気になるので、スピンオフがあると良いなぁ。

2012/04/16