内容説明
札幌市中央区の中堅私立皇海高校に入学した達樹は、とある理由から、人とのコミュニケーションが苦手だが、人なつこいクラスメイト、ヒナと友達になる。ある日の帰り道、自分をつきとばしていった見覚えのある人物を追いかけていくと、隠れ家のようなスープカレー屋にたどり着いた。その店で出された“特別なひと皿”を食べた達樹には、小さな異変が起こり…。 少し不思議で元気が出る、美昧しいハートフルストーリー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
38
こっそりアルバイトを募集しているスープカレー屋さん「まちびこ」とその秘密の物語。子犬系美少女のアメが片言な話口調でとっても可愛い。そしてスープカレーが食べたくなる。美味しいは正義だ。サラーっと読める文体で可愛いお話なのですが、それぞれのバックグラウンドは中々ヘビー。新しいあやかしが生まれる過程が都市伝説や巷談街話的でなかなか面白い。今は暗闇から生まれるあやかしは減っていてもブラックアウトした端末から生まれるあやかしは増えていそう。でもメガネの特殊設定は要ったのかな?今後ヒナの御両親の事で何か関わるのかな。2018/08/18
み
26
う~ん、半分くらいまでモヤモヤ読んでました。んで、達樹さんの能力がようやく公開されて、あ~って感じ。バンパイアのパフェに対抗ですね、スープカレーまだ食べたことないので、食べてみなきゃ♪2018/08/03
ショコラテ
14
スープカレーはわかるけど、あやかしはいつ出てくるの…?とちょっと待ちくたびれ感。犬との友情にウルッとしたので、ヒナよりむしろ犬メインで読みたかったなー。ヒナのことあんまり好きになれなかったので余計に。表紙で盛大にネタバレしてるんだけど、これでいいの?(笑)2019/01/19
わった
11
ばんぱいやのパフェ屋さんの作者。札幌中心部を舞台に、とある秘密をかかえた根暗な高校生が主人公。いわゆるコミュ障な主人公に、真逆の性格の友人が出来、少しずつ自分と人の関わり方を変えていく物語です。その中で、現代にとけこんだあやかしが登場します。 スープカレー屋が舞台になる話もあり、スープカレーが食べたくなる一冊です。 道民として、スープカレーの広がり方の疑問には同感です。いつ?誰が?ひろめたのか?いつの間にやら広がって名物の一つになりました。まだ食べたことのない方はこの機会に一度ご賞味ください。2019/08/14
にゃうぴょん
9
主人公達樹とハードな生い立ちのヒナが友達になれて良かった。達樹の秘密にはびっくり。まちびこのあやかし達も可愛いし、カレー食べたくなりました。続きが読みたいです。2019/01/16